「新しいキリン」の姿を世の中に広くアピールし、さらなる競争力を獲得したい。CSRに加え、CSVの実践を経営の中心にすることで命題を果たそうとするキリンの課題は、そのブランディングでした。「CSVのキリン」を、いかに世の中に広め、社員の心に定着させるか──。CSVという言葉がまだ一般的ではないなか、キリンの挑戦は始まりました。

CSVの舞台裏を 物語として伝える

キリンのCSV戦略の一例に、「47都道府県の一番搾り」があります。各都道府県の個性あふれるビールを一から開発したこの画期的なプロジェクトを、『日経BP総研リポート』では、「地元愛を育む“参加型”ビール」として、その舞台裏を開発語として細部にわたって紹介。CSVへの関心が高い『日経ビジネス』誌の定期購読者約20万人や、地方創生を推進する全国自治体の首長にアピールしました。また、同リポートが全国のキリン支社・工場にも配布されたことで、社員一人ひとりが改めて「47都道府県の一番搾り」の狙いと、キャンペーンの成功体験を共有。働くモチベーションアップはもちろん、一過性のムーブメントを超えた、CSV定着への確かな一歩となりました。

  • 『日経ビジネス』読者や全国自治体の首長など、あらゆるステークホルダーにCSVの物語を伝えた
  • トップの考えを社内に深く浸透させる、インナー対策の効果も発揮
キリン 藤原 哲也 氏
執行役員 コーポレートコミュニケーション部
部長
キリン 藤原 哲也 氏 CSVの意義とキリンの志を、分かりやすく伝えられた。
「47都道県の一番搾り」は、商品を通じて、様々な方とネットワークをつくり、地域を盛り上げていくことを目的に、お客様と一緒につくったビールです。今回の日経BP総研リポートでは、CSVとは何か、なぜキリンは地域活性化に取り組むのかなどが分かりやすくまとめられています。持続的成長にCSVが重要な役割を果たすのは、ビール業界に限った話ではありません。その点で、この冊子は日本が歩んでゆくであろう1つの方向を示唆しているともいえます。