パブリックスピーキングは習得しうる “スキル”

 海外で通用するパブリックスピーキング、というと、英語を勉強しなければ!と考える人が多いものです。しかし、ノンネイティブである私たちにとって、ネイティブと対等に話せる英語力を養うのは至難の業。一方でパブリックスピーキングは、習得しうる“スキル”です。

 パブリックスピーキングの極意は、聞いている相手がたった一人の営業相手でも、何百人の聴衆でも、彼らの心を捉えて放さず、心を大きく動かす、ということです。実はそこに言語力はあまり必要ではありません。どの言語を使う場合でも、パブリックスピーキングのスキルの上達にフォーカスすることで、今あなたが持っている言語力のままで、異文化の人相手でも、格段に伝わりやすいスピーチを実現することができるのです。それこそが、グローバル・パブリックスピーキングです。

 本コラムでは、グローバル・パブリックスピーキングのコツをご紹介していきます。

 前回のコラムで英語落語の桂三輝(サンシャイン)さんのブロードウェイでの公演についてお話しました。
■「落語からの学び」

 日本の古典的な噺を、日本の伝統芸能技術で、英語で、一人芝居のように何役も演じ分けながら語り、文化も価値観も笑いのツボも違う人たち全員を、同じポイントで同じタイミングで確実に笑わせる、という技術の鍵は、「ミニマリズムの芸術」に凝縮されます。

 この桂三輝(サンシャイン)さんに、異文化の観客に「伝わる」コツをインタビューし、「ミニマリズムの芸術」をひもといてみました。 まずは動画でご覧ください(字幕なしの英語です)。 ■Youtube【Breakthrough Speaking チャンネル】

Breakthrough with Champs

 Breakthrough with Champsは、世界のパブリックスピーキング界の大御所たちにご登場いただき、グローバル・パブリックスピーキングの様々なコツなどをお伺いするインタビュー動画シリーズです。
■過去のエピソードはこちらからご覧いただけます:
https://btspeaking.com/bwc

 昨年11月にサンシャインさんのブロードウェイ公演を観て、英語落語の技術は世界のパブリックスピーカーが学ぶべき点多し!!!と直感し、ぜひBreakthrough with Champsにご登場いただきたい、と、アプローチしたところ、気軽にインタビューに応じてくださり、実現したのです。

 Breakthrough with Champsは通常15分弱くらいで収録しているのですが、さすがプロの噺家さん、お話がとても楽しく、本当はもっとたくさんお伺いしたかったのですが、何とか頑張って「短く」おさめるべく努力した結果、19分30秒となりました……!