テレビ東京のバラエティー番組に「YOUは何しに日本へ?」というのがあります。空港で日本にやってきた外国人にその目的などを聞くのですが、注目すべきはその滞在日数。2週間や3週間は当たり前で、多くの人たちが月単位の休みをとってやってきます。

 彼らは、豊かな国の人たちばかりではありません。それでも「働いてばかりいないで長く休んで人生を楽しむ」を実行しています。それを見るたびに私は、「なんかおかしい」と思うのです。もちろん、おかしいのは日本の方です。どうして日本人ばかり、それができずにいるのでしょうか。

 これまで日本企業では、誰がやっても仕事が回る「標準化」が図られず、そのために長いバカンスなど取れませんでした。しかし、これからは、誰がやっても同じように結果が出せる標準化が必須。人に仕事をつけず、仕事に人をつける必要があります。

 また、日本のビジネスパーソンは、「この仕事は自分がいないと回らない」という状況を喜び、誇りに思う傾向がありました。でも、実際には、その人が交通事故で入院しても、なんとか回ってしまうのです。

 つまり、そんなプライドは意味がないということです。

 あなた自身の仕事、あなたの部下の仕事、それらすべてを標準化し、いろいろな人たちに任せていきましょう。

石田 淳(いしだ・じゅん) 株式会社ウィルPMインターナショナル 代表取締役社長兼最高経営責任者
石田 淳

 米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」として確立。その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。グローバル時代に必須のリスクマネジメントやコンプライアンスにも有効な手法と注目され、講演・セミナーなどを精力的に行う。趣味はトライアスロン&マラソン。2012年4月には、世界一過酷なマラソンといわれるサハラ砂漠250kmマラソン、2013年11月に南極100kmマラソン&トライアスロンに挑戦、いずれも完走を果たす。著書に、『8割の「できない人」が「できる人」に変わる! 行動科学マネジメント入門』(ダイヤモンド社)、『挫けない力』(清流出版)『教える技術』(かんき出版)、『会社を辞めるのは「あと1年」待ちなさい!』(マガジンハウス)、『組織行動セーフティマネジメント』(ダイヤモンド社)、『組織が大きく変わる「最高の報酬」』(日本能率協会マネジメントセンター)、『3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント』(インフォレスト)、『短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント』(ダイヤモンド社)などがある。

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