幸運を引き寄せる秘訣は「全力でがむしゃらに動いている」こと

細川:その方をメンターにしたきっかけは何ですか。

宇賀神:僕は自己啓発系の書籍を大学時代に読んだことがなかったのですが、はじめて読んだのが『小さいことにくよくよするな!』でした。こんなものがこの世の中にあるんだと思ったのですが、実際に教えてくれる人はいないなと思っていたときに、最初に出会ったのが今のメンターですね。「この人、あの本と同じことを言ってる!」と。書籍より身近ですから非常に刺激を受けて「この人の生き方ってすごい!この人について行こう!」と思ってついて行ったら、かわいがってくれました。

細川:その方は経営者なんですか?

宇賀神:経営者なんですが、正確には自由人です。学生の間では有名な高橋歩さんのような方ですね。今も海外で自給自足の生活をしています。その方は「お金はやっぱりツールでしかない。何かをしたいがためにお金がある」と言っていて、自分が好きなことさえできれば、お金はいらないという発想なので、仕事は降ってくるんですが、断ってしまうんです。海外で瞑想や畑仕事をしていて、あるとき世界一周がしたいと思っていろいろ回っていたときに、たまたまデルタ航空の取締役に会っていろいろ話していたら「これは君が持っているにふさわしい」と言って、デルタ航空のいつでも誰でもどんな回数でも乗れるチケットをもらったらしいです。それで世界一周がお金がなくてもできるようになったので、ずっとそういう生き方をしているんです。

細川:メンターとは、どのようにして知り合ったんでしょうか。

宇賀神:大学の就職活動中か活動後に友達に紹介してもらいました。友達にイベントに誘われていったら、今のメンターが講師として来ていたんです。

細川:すごい幸運を持っていますね。幸運を引き寄せる秘訣は何でしょうか。

宇賀神:自分の解釈では、全力でがむしゃらに動いていることですかね。運は運ぶと書くので、運ばれてくるとメンターに教わったんです。どこに運ばれてくるかと言えば、エネルギーが高いところで、その人が持っている能力というよりは、がむしゃらに動いているとやっぱり上の人が助けてくれると教わりました。

 今思い出したのですが、以前、メンターに「どうしてこんなにかわいがってくれるんですか?」と尋ねたことがありました。当時はお金も払っていませんでしたから。

 すると、「サッカー少年が2人いる。ある少年は結構上手なんだけれど、教えようとすると『大丈夫です。自分でもっと頑張ります!』と言う。もうひとりは『オーバーヘッドだ!』とか言いながら、全然当たっていないけれども、何回も頑張っている。君はどっちを教えたい?」と言われました。「オーバーヘッドの少年です」と答えると「そうだよね。君はオーバーヘッドをやっているようにしか見えない。必死になって頑張っている姿が人を引き付けるんじゃない?」と。

 運の説明としてメンターは言ったわけではないのですが、自分としてはたぶんそれじゃないかなと思っています。