細川 馨
ビジネスコーチ(株) 代表取締役

細川:創業のきっかけとこれまでの経緯を教えてください。

葉田:創業のきっかけは、30歳過ぎのどうもこうもうまくいかなかった時期に、マーケティングや営業戦略など自分の得意分野を活かして、自分の思う理想の会社を作ろう、自分の思うところを世に問おうと思ったことです。「これで通用しなければ、死んでもええわ」と思っていました。

細川:大学を卒業してからは、何をされていたんですか。

葉田:材木屋をやっていました。大学卒業後、サラリーマン修行を始めて10カ月目に、家が倒産しかけて、立て直しに帰ってこいと言われたんです。そこからずっと、社長のようなものですよね。社長という肩書きでは20年くらいしかしていませんが、実家の立て直しや、事業の立ち上げをずっとやってきているので、もう疲れてきました(笑)。

細川:家業の材木から急にコンピューターの周辺機器の事業に移ったんですか。

葉田:材木屋ですから、最初はコンピューターのファニチャーから始めました。それからアクセサリやマウス、周辺機器に参入していったんは撤退しました。そして、スマホ関連に参入し、周辺機器に再参入したんです。よく言う業際の展開ということで、本業のインフラや得意先を共有できるようなところから、少しずつ尺取り虫のように展開してきましたね。

細川:そのような展開がいいと考えた理由はなんですか。

葉田:沖で待っているサーファーが、来た波に乗るのと同じですね。

エレコム株式会社
葉田 順治(はだ・じゅんじ)
エレコム株式会社 取締役社長
1953年10月13日生まれ、三重県出身。
1976年3月、甲南大学経営学部卒業。
1986年5月、エレコムを設立し、取締役に就任。
1992年8月、常務。
1994年6月、専務。
1994年11月、取締役社長(代表取締役)に就任、
現在に至る。趣味は読書、ゴルフ。