安藤 良治
ITスキル研究フォーラム 人財育成コンサルタント
PSマネジメントコンサルティング 代表

 昨年10月に続き2回目のATD JAPANが11月20日大手町のSMBCホールで開催されました。300名以上入る会場がほぼ満席になる盛況ぶりで人材開発に関する世界の動向に関心が集まっていることを感じさせました。

 ATD(Association for Talent Development)は、米国ヴァージニア州に本部を置く会員制組織(NPO)であり、人材開発・組織開発の支援をミッションとし、世界120カ国以上に約4万人の会員を持つ、タレント開発に関する世界最大級の組織です。

 毎年米国でATD国際会議が開催され、世界各国から1万人近くの参加者を集めて、世界の最先端のタレント開発に関するセッションが行われています。

 「ATD 2016 JAPAN SUMMIT」の基調講演では、教育評価や成果への反映に関する世界的権威でウエスタン・ミシガン大学名誉教授ロバート・O・ブリンカホフ氏が、「戦略『実行』の人材開発実現-研修とパフォーマンスの整合を取る具体策」をテーマに講演しました。今回のコラムではブリンカホフ教授の基調講演の内容をお伝えします。

 ブリンカホフ教授は、トレーニングの測定および有効性に関するエキスパートであり、世界のL&Dカンファレンスで講演されている人気のスピーカーとのことです。今回は、ブリンカホフ教授が考案したハイインパクトラーニング(HIL)システムを用いて、L&Dによって投資効果を高めることを中心に話されました。以下に講演の内容を要約します。