大切なのはリーダーシップと継続的な情報発信

 2番目の登壇者はアフラック副会長の山内裕司氏。「意識から行動、定着・発展へ。アフラックのWork SMART」と題した特別講演を行った。

 「全社的に仕事の進め方を見直すために、2015年から『Work SMART』を推進しています。初年度は『意識醸成』の年と位置付け、時間外労働を削減するための様々な施策に取り組みました。その1つが17時以降の他部署との会議禁止。残業とは上司が命ずるものですが、複数の部署が集まると、直属の上司だけでは調整できない事態も起こり得るので会議自体を禁止にしました。現場からは反対意見も出ましたが、全国でタウンホールミーティングを開いて約1,000人の社員と直接対話し、理解を求めてきました」(山内氏)。

 2年目の2016年度は「行動変容」の年。

 「営業活動の質を向上させることで、生産性の最大化を目指しました。例えば、営業は個人制ではなく、チーム制とすれば補完し合えるので、経験が少ない社員でも質のよい仕事ができるようになります。あわせて営業事務職を廃止し、全員を営業とする新しい体制を構築しました。拠点の人数は変わらず、営業の人員が増えますので、質の向上が期待できます。これらの効果で、従来型の営業体制の支社では新契約年換算保険料の対前年比+1.1%のところを、新しい体制の支社では+4.1%に高めることができました」(山内氏)。

 3年目の今年は「定着から発展」の年で、リモートワークの導入などによる効率化を図っている。また、地域の拠点にいながらにして本社業務を担える仕組みにも挑戦しており、社員のキャリア選択の拡大にも努めている。

 「当社の女性社員比率は50%なのに、管理職は10%程度です。2020年末までに指導的立場に占める女性社員の割合を30%にまで高めたいと思っています」(山内氏)。

アフラック 副会長 山内 裕司氏の講演
アフラック 副会長 山内 裕司氏の講演