各社の取り組みを共有し先行事例から学ぶ「フォローアップ講座」を開催

 日経BP総研マーケティング戦略研究所では、2014年に「ダイバーシティ&イノベーションフォーラム」を発足させた。女性活躍を第一歩としてダイバーシティマネジメントを推進することが組織にイノベーションを生み出すうえで不可欠であり、企業価値向上につながるという思いから始まったこのフォーラムも本2017年度で4期目を迎える。

 5月17日には、2017年度のフォーラムの初回企画である「PBLセミナー&フォローアップ講座」が開催された(東京・お茶の水)。今回は「フォローアップ講座」についてお伝えする。

 今期のフォーラムには、6月時点で32社が参加しているが、フォローアップ講座にはそのうち24社が参加した。製造業、IT関連、サービス業とその業界は多岐にわたり、初対面の参加者も多かったが、自社のダイバーシティマネジメント推進という共通の目的を持つ。グループ討議も次第に熱を帯びた。

 討議では、まず「自社の女性活躍推進の現状」と「この1年の成功要因と今後の課題」を発表する。「取り組みの中でうまくいっていること」についてはグループ内で質問が集中。他社の奏功した施策を自社でも取り入れられないかと熱心にメモを取る姿が見られた。

 「男性管理職だけでなく、女性自身も女性活躍に腹落ちしていない。女性たちのマインドセットも必要」。あるグループで参加者が指摘した課題には、「当社もまさにその段階」との同意が多かった。

この1年間の取り組みについて状況を共有。活発な議論となった。
この1年間の取り組みについて状況を共有。活発な議論となった。

 ついで、「成功事例からの学び」として、モデル企業のダイバーシティ推進責任者からの事例発表があった。登壇したのは、アフラックのダイバーシティ推進部長 岡本文子氏(写真)だ。

 同社は大手生保では唯一の「えるぼし三ツ星企業」。えるぼしとは、女性活躍推進法において、女性活躍が良好な企業を認定する制度で、三ツ星とは最高位のレベルを指す。ほかにも、2015年に、経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」に選出、16年、17年と「J-Winダイバーシティ・アワード」に選出されるなど高い外部評価を得ている。

(左)先進企業の事例としてアフラックの岡本文子 ダイバーシティ推進部長が登壇。(右)講演後は会場からの質問が相次いだ。中央はキャリアネットワーク社長 西村直哉氏。
(左)先進企業の事例としてアフラックの岡本文子 ダイバーシティ推進部長が登壇。(右)講演後は会場からの質問が相次いだ。中央はキャリアネットワーク社長 西村直哉氏。

 岡本部長からは、「女性の意識改革・育成」と「Work SMART~働き方の変革/業務・評価プロセスの見える化」 をテーマに戦略と詳細な施策が紹介された。