植田寿乃
キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント

 女性リーダー・エンカレッジコースに集まった19歳~46歳の25人の女性たち。20代30代が中心で平均年齢は33歳くらいでしょうか。初対面なのに、どのテーブルも朝から笑顔でにぎやかです。

【質問1】自分で希望して参加した人?
「は~い!」
ほとんど全員が、声を出しながら手をあげてくれました。モチベーションもかなり高めです。

【質問2】結婚している人?
18人かな、7割の人が笑顔で手を挙げました。

【質問3】子供がいる人?
結婚している人の9人、半分が手を挙げています。

 そして、なんとその中の5人は妊婦さん、マタニティママです。7カ月以上というお腹がかなり目立ってきている人も、育休直前での参加という人までいました。初めての子供という人もいれば、2人目、3人目と様々です。朝から盛り上がり続ける彼女たちの会話は、夜の懇親会で最高潮に達していました。

「1人目の時はいろいろ心配で大変だったけど、もう3人目だからね!」
「私、この子ひとりでいいかと思っていたけど、先輩たちみたらやっぱり3人絶対欲しい」
「結婚したけど、子供はまだいいかなと思っていたけど、欲しくなりました」
「私も早く子供が欲しいな!」
「子ども欲しいけど、その前に結婚しなきゃ!」
「結婚したい。結婚するぞ~!」

 独身の女性たちにとっては、既婚者の女性たちはロールモデルであり、既婚者で子供がいない女性たちにとってマタニティママたちはロールモデルであり、初めての出産を控えているマタニティママたちにとって、2人目3人目のベテランママたちはロールモデルです。

 全員が20代30代で結婚、出産という女性としてのライフイベントをしっかりと受け止め、それを大切にしながらも、仕事、キャリアの夢、目標でも輝きたいという願いで、この女性リーダーコースに参加しています。2日目の終了時に、ワーキングママたちが私のところにやってきました。

「これで育休に入っても、仕事のキャリアをあきらめずに頑張ろうという気持ちになりました」
「子育てが究極のリーダーシップの学びの場という言葉に、子育てと同じように部下メンバーに接することがリーダーシップなら私もできると思えました」
「この子は、お腹の中で先生の話を聴けて、すごく幸せです」

 これは決して2020年や2030年の夢物語や、私の作り話ではありません。私がこの夏7月に京都で教えた異業種交流を兼ねての女性リーダー研修での本当の風景です。そして、これこそが、多くの企業で目指して欲しい、女性リーダー研修の理想の姿です。まさに、活き活き輝く女性リーダーたち、ロールモデルとなる女性リーダーたちばかりです。

 日本中の会社が、こんな女性たちで溢れたら、全ての企業が活力に満たされ、日本の未来は明るくなることでしょう。

 しかし、皆さんの会社の現実は、違うのではないですか?