植田寿乃
キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント

 女性管理職育成のために、管理職一歩手前の女性に向けての研修を依頼されることが増えています。また一般職の職域拡大、総合職への転換と、女性が働き続けるだけでなく、さらに活躍するための研修はとても重要だと感じます。そんな、受講生の女性たちの年齢の幅は20代半ばから40代半ばと結構広がっています。

 そのようなクラスを教えながら、私は働く独身の女性の生き方働き方が2つに分かれていることを感じます。現実に生きる33歳以下の平成肉食女子と、夢に生きる33歳以上の昭和シンデレラたちです。実はこの昭和シンデレラがいろいろな企業に結構いるように感じます。彼女たちの生き方、働き方は自分自身にとって、後輩の20代の女性たちにいろいろな影響を与えています。あなたの会社にも、昭和シンデレラたちがいるかもしれません。

 女性の一般職の職域拡大を応援するクラスでの朝の自分のモチベーションについて話す一場面です。

26歳女性Aさん「今回の新しい仕事へのチャレンジも楽しく充実はしているけれど、悩みもあります。もう20代後半、今の彼氏と結婚するか決断の時になってきています。30代前半までに子供を産むとしたら、もう結婚してなきゃと思うけど、彼はプロポーズしてくるようなタイプじゃなくて完全草食系です。ただ、とっても優しくて私の意見を尊重&優先してくれるし、結婚したら家事もやってくれそうだから、ここで妥協して、私から『お母さんに会わせて』って言おうかなってね(笑)」

29歳女性Bさん「私は29歳、今、彼氏いなくて焦っています。合コンとかで男性を探す歳でもないし。友達の結婚式での出会いもなくなってきたし。そろそろ結婚相談所に登録しなきゃいけないかもと。私の周りも相談所登録して結婚したりしているし。仕事にはやりがいは感じているけど、会社と自宅の往復だけの人生になってしまったら大変だし。おひとり様人生なんて私は絶対嫌ですから」

43歳女性Cさん「そうなの。1人って気楽だよ。私は田舎の親も元気だし、今のところ心配事は全く無し。会社の仕事は何も考えずに割り切って、言われたことを淡々とこなすのみ。でもプライベートが充実しまくり。年内の週末の予定はもう全部埋まっているしね。プライベートの時間のために働いてま〜す」

46歳女性Dさん「私もプライベートは超充実しているけど、仕事はいまいちというかマンネリ。でも、このまま続いていけばいいのかなって感じで、今さら、会社から余計な期待されてもちょっと困ってしまう。ほっといてほしい。プライベートあっての仕事だもの。ところでCさんのプライベートの充実は何?」

Cさん「私は韓流スター(歌手)。いわゆる追っかけで、日本のコンサートはもちろん、韓国のコンサートにも行きます。だから、年内の週末スケジュールはいっぱい。大忙しよ。あなたは?」

Dさん「私も同じ。私の場合J-POPのグループの追っかけです。同じく日本縦断コンサートとか全部行っています。すごく楽しい。コンサート会場にいる時は最高に幸せだし、生きてるって感じ!」

Cさん「ほんと!ほんと! わ〜、ここで同じような仲間に会えて嬉しい!」

 CさんとDさんが追っかけ話で盛り上がる姿に、20代独身のAさんとBさんの表情はかなり引き気味です。言わずもがな、AさんとBさんは平成の肉食女子、CさんとDさんは昭和シンデレラです。4人とも独身の働く女性ですが、その後も全く噛み合いません。今の自分のモチベーション(活き活き)度合(0〜100%)で4人とも60〜70%で手を上げています。果たして彼女たち4人は、活き活き働き、生きているのでしょうか?