しかし、バブル体験世代はどうでしょうか? 家や車のローンを払っている人はたくさんいます。繰り上げ返済よりも今の生活を楽しんでいる人たちを私はたくさん見ています。そして、悲しいかな、ローンは残っていても貯蓄があまりない。会社の給料が下がりそうなことに不安を感じ、モチベーションは下がりつつも、特に何か行動をしているわけでもなく流されて生きいる人が少なくありません。

 こんなバブルな人生観を引きずっている45歳以上の人たちが、多くの企業の管理職、非管理職にあふれています。組織風土を作るのは誰か……人です。企業においては、ボリュームゾーンの価値観・人生観、そして、上層部の価値観・人生観が組織に大きな影響を与えます。

 昭和軍隊型組織は脱していても、バブル世代の価値観&人生観による組織風土になってしまっていたら、20~30代の人たちは会社に未来を感じることはできません。どんどん転職していくことでしょう。バブル体験世代の人生観、価値観を変えてもらうのは結構大変な問題です。しかし、ここに手を付けないと企業の存続はかなり厳しい。「バブル体験世代による危機」がすべての会社に訪れつつあります。

植田寿乃氏のセミナー
-----------------------------
2018/6/26東京 『50歳からの幸せなキャリア』
2018/7/19・20東京 『モチベーション・マネジメント研修』

植田 寿乃(うえだ・ひさの) キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント
植田 寿乃

 IT業界の人材育成を目的に有限会社キューを設立。その後、人材開発業界に転身。「モチベーション・リーダーシップ」「経営陣、管理職の人間力アップ」「女性と組織の活性化」「メンター育成」に取り組み、各種オリジナルカリキュラムを開発し、研修・講演を実施。著書に『「女性を活かす」会社の法則』『キャリアセレブになる36の秘訣』『30歳からの幸せなキャリアの見つけ方』など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。