自己啓発受講を実施する3大テーマは「資格取得」「ビジネス基礎スキル」「コミュニケーションスキル」

 自己啓発受講を実施しているテーマを尋ねたところ、10テーマで半数以上が「実施している」との回答でした。中でも上位5つは「資格取得」64.8%、「ビジネス基礎スキル(思考力や書く力など)」64.5%、「コミュニケーションスキル」63.1%、「英語」62.5%、「財務・会計・計数」61.1%でした。

 なお、実施している企業・団体が27.2%の「健康」をテーマとする通信教育の自己啓発受講ですが、産業能率大学 総合研究所において、その受講数が近年目ざましい伸びを見せています。テレビや雑誌では、健康増進に関する番組や特集がずいぶん多く見受けられます。国全体としても、2015年度から経済産業省によって健康経営銘柄の選定・公表が行われたり、メンバーの心身の健康のためにストレスチェックが企業に義務付けられたりするなど、「治療」から「治療が必要になる前の予防健康の増進」により焦点があてられるようにもなってきました。テーマとして「健康」を取り入れている企業・団体はまだ少ないですが、今後興味・関心が高まるテーマかもしれません。

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必須受講を実施する3大テーマは「マネジメントスキル(管理職)」「マネジメントスキル(プレ管理者)」「ビジネス基礎スキル」

 必須受講において通信教育を実施しているテーマとして特に回答が多かったのは、「マネジメントスキル(管理者向け)」55.7%、「マネジメントスキル(プレ管理者)」49.5%でした。次いで、「ビジネス基礎スキル(思考力や書く力など)」42.3%、「経営管理に必要な知識・スキル」38.7%および「職種・職能別スキル」38.7%との回答が比較的多く見受けられました。いずれも職位や職能、職種に対応して教育を考えたいテーマです。目的、活用方法、テーマと一貫した結果から、通信教育の必須受講が、企業や団体の仕組みを支える手軽なツールとして用いられていることがうかがえます。

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