前回のコラムでは、2018年卒採用に関する企業調査(内定動向調査)からデータをご紹介。従業員規模が大きいほど、採用活動終了率、内定者充足率ともに高く、規模が小さいほど苦戦する傾向が現れていました。

 今回は、10月に実施した学生調査「キャリタス就活2018 学生モニター調査」から、中小企業への就職活動の実態についてひもといてみたいと思います。

中小企業への選考応募経験者は6割強

 従業員300人未満の中小企業への応募経験について尋ねたところ、中小企業にエントリー(プレエントリー含む)したことがある学生は6割強(67.4%)。前年同期調査の71.1%をやや下回りましたが、大半の学生は、中小企業へエントリーをしていることが分かります。エントリー社数の平均は13.0社で、こちらも前年調査(14.9社)より減少しました(1.9社減)。総エントリーに占める中小企業の割合は約3割で大きな変化はないものの、総エントリー社数が47.1社から41.8社と減少するなかで、中小企業へのエントリー社数も減少しました。

中小企業にエントリーしたことがある学生
中小企業にエントリーしたことがある学生
[画像のクリックで拡大表示]

 エントリー後、実際に中小企業の面接試験を受けた学生は約6割(60.8%)。こちらも前年調査(63.5%)より減少しました。 ただし、面接受験社数は3.0社で前年(3.2社)から大きな減少は見られません。中小企業にとって、まずは学生に知ってもらい、エントリーしてもらうことが重要といえるでしょう。

中小企業の面接試験を受けた学生
中小企業の面接試験を受けた学生
[画像のクリックで拡大表示]