松本 あゆみ
株式会社ディスコ キャリタスリサーチ 研究員

2017年7月1日現在の内定率は9年ぶりに8割超

 2018年卒業予定者の選考解禁から1カ月が経ち、就職戦線は大きな山場を越えました。7月1日現在の学生モニターの内定率は83.2%。先月調査(6月1日現在)の63.4%から1カ月で19.8ポイント伸び、8割を超えました。7月の内定率が8割を超えるのは、2009年卒者(82.6%)以来、9年ぶりです。人手不足が深刻さを増すなかで、就職環境はリーマン・ショック前の水準に戻ったといえるでしょう。なお、当時の選考解禁は今より2カ月早い4月1日だったことを考えると、選考解禁1カ月で8割超というのは驚異的な数字です。

7月1日現在の内定の状況
7月1日現在の内定の状況
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内定率の推移
内定率の推移
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 内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了したのは74.2%。6月調査では40.2%だったので、この1カ月で大きく増えました。

 モニター全体を分母にとると、調査時点で就職先を決定して就職活動を終了した学生の割合は61.7%。複数内定を保留しているなど未決定である学生(4.4%)を合わせると66.1%となり、前年同期(61.9%)を4.2ポイント上回ります。内定率の高まりに応じて、活動終了者も増加しました。

 活動継続者は「内定あり」(17.0%)、「内定なし」(16.8%)を合わせて33.8%。3人に1人が、就職活動を継続している計算です。一方で、大半の企業は採用活動を継続しており、夏以降も激戦が予想されます。

学生モニター全体の活動状況
学生モニター全体の活動状況
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