また、新興企業組織に身を置けば、組織観として2.インフォーマルなネットワークとして組織図上の指揮系統より非公式な人々の強い結びつきを味わい、人間観としてネットワーカーとしての基盤が重視されます。また、組織観として10.センス・メイキングとしての組織化(意味や価値によって連結を深める関係性)を味わい、人間観として意味探索人が基盤となることもあるでしょう。
表1にそれらの基本的視点、人間観をまとめています。

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 つまり、組織観の基盤には対となる人間観が存在するということです。よって、「失われた20年」の低成長時代を過ごした人材が、この生産年齢人口急減・高齢人口増大していく中、どのような組織観・人間観を持ち、どのようにマネジメントを革新していくか、またはどのような組織文化を形成していくか探索することは極めて重要です。 次章は、それらの人間観を前提としつつ、マネジメントを再考し、これから求められるマネジャーの仕事と課題を探索していきます。