すると!実は、手作業でテープ貼りをする時に使用する封印テープだけ、今までと違うものを使用していることが判明した。

通常は、直径25センチメートルほどある封印テープの大きなロール1種類だけを購入している。
この大ロールを各ラインの自動テープ貼り機にセットして、ロールが小さくなってくると取り外し、小さくなったロールは手作業でテープ貼りをする時に使うハンドルがついたテープカッターにセットして使っていた。

大型サイズのカートン箱用にも自動テープ貼り機があったが、すぐ機械の調子が悪くなるので、たいてい大型のカートン箱にはテープ係のワーカーが手作業で封印テープをかけていた。

ところが、今シーズンはチェリーの出荷量が少なく、大ロールの消費がそれほど早くなかったので、テープカッター用の小さいロールができあがるスピードも遅かった。
一方で、大型サイズのカートン箱で出荷する商品のオーダーの割合はそこそこあったため、テープカッターで使う小さいロールの封印テープが間に合わず、今回初めて小さいロールの封印テープを購入していた。

テープ業者の話では、「封印テープ自体は同じもので、単にロールのサイズが大きいか小さいかだけの違い」とのことだったので、購買担当者も当初それを“テープ剥がれ”の原因となるような“変わったこと”や“違い”だとは認識していなかった。確かに見た目は全く一緒だった。

けれど、よくよく比べてみると、今回購入した小さいロールのテープの粘着力は、常温ではそれほど違いはないが、クーラーで冷却されると一気に剥がれやすくなった。
購買担当者もテープ係のワーカーも、テープの見た目や質感は同じだったため、粘着力の違いにまでは気づかなかった。少なくとも、彼らが作業をしている常温下では、粘着力も従来の大ロールのテープとほとんど同じなのだから気がつくはずもない。

封印テープのロール。通常はこのサイズを購入していた