人材育成における仕事センス

 人材育成の観点から「仕事センス」を磨くことに関する勘どころを紹介しました。一方で、新入社員のうちから仕事センスを高める(芽を生む)といっても、具体的にどうすればいいのか。ましてや新入社員研修は職場配属前で経験の機会すらないのに、何を学ぶことができるのかという疑問が生まれてきます。

 また、ICTの進展に伴い、情報の入手が容易となったデジタルネイティブ世代にとっては、「分からないことは考えるのではなく手に入れる」のが当たり前であり、彼らに高い意識や判断力を求めるのはかなりハードルが高い印象があります。これを前向きに捉えれば、この課題を乗り越える取り組みは、今後の人材育成のあり方を大きく変える可能性を秘めているともいえるのではないでしょうか。

 「働き方改革」がうたわれている昨今において、組織の生産性を向上させるのと同時に、働く本人にとっての働く意義や価値観を大きく左右する要素として「仕事センス」の重要性を認識し、これを磨き上げていくことは、これからの企業組織にとって重要なカギとなっていくと思われます。

ヒューマンキャピタル 2017
2017年 6月28日(水)~30日(金)
東京国際フォーラム(東京・有楽町)
主催:日本経済新聞社、日経BP社

2017年 6月29日(木)14:50~16:20
5年後に生き残れるビジネスリーダーの条件
日経BP社 日経ビジネスストーリー編集長/日経ビジネスアソシエ前編集長 泉 恵理子
産業能率大学 総合研究所 経営管理研究所 受託開発センター長 川口 啓 氏

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川口 啓(かわぐち けい) 学校法人産業能率大学 総合研究所
経営管理研究所 受託開発センター長
川口 啓

 法政大学社会学部社会学科卒業。大手メーカーの人事部門で主に採用・教育業務に従事した後、1991年学校法人産業能率大学に入職。
 企業・各種団体等、組織固有の経営課題解決に関連する人事制度設計支援、教育プログラムや各種教材(テキスト・マニュアル・映像・eラーニングなど)の企画開発などに従事。
 お客様と共に課題を見出しながら解決策を提供することを信条としてプロセス支援型コンサルティング活動を行っている。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。