「KPI」を管理して、大きな母集団を形成する

 優秀な人材を採用するためには、できるだけ多くの求職者に会う必要があります。そこで役立つのが、採用プロセスごとの数値管理、すなわち「KPI管理」です。何人の求職者に声をかけるか、書類選考通過者は何人で、面接選考通過者は何人か、そして内定承諾者は何人かというように、各段階で数値目標を設定し、管理することによって、優秀な人材の採用につながる母集団が形成されるのです。

 例えば、株式会社ビズリーチは「毎月10人の中途採用者を迎え入れる」という目標を立て、そこから逆算して毎月13人の内定承諾、85人との面接設定、1,000人の母集団形成、という数値目標を設定しました。この数値は、過去の書類選考通過率、一次面接通過率などから算出したもので、各数値目標を達成することが、確実な採用につながったのです。

 目標に設定する数値は企業の知名度や事業内容、給与や福利厚生、面接官の力量などによって異なります。自社に適した数値目標を設定すると、優秀な人材と出会う確率、優秀な人材を採用する確率は高まるでしょう。

 また、継続的・定量的に数値を追いかけると、目標達成率は上がり、後々の採用計画に役立ちます。達成できなかった目標があれば、振り返りを行いましょう。設定した目標数値に無理はなかったか、採用プロセスに修正すべき点はなかったかなどを見直し、次回の目標設定や採用活動に役立てます。