(株)ビズリーチ

  • 採用業務は総務が掛け持ちしている(専任の人事担当者がいない)
  • 採用計画があいまい
  • 採用活動といえば、求人広告媒体や人材紹介会社に依頼するのみ

 これらに当てはまる企業もしくは人事は危険信号です。なぜなら、これまでは従来通りの採用方法で難なく人材を獲得できていたとしても、これからはそうもいかなくなるからです。

 「ダイレクト・リクルーティング」という採用手法をご存じでしょうか? これは、人材の募集活動を求人広告媒体や人材紹介会社などの第三者に任せて応募をただ「待つ」のではなく、企業が能動的に活動して採用する「攻め」の手法を指します。ダイレクト・リクルーティングを取り入れることは、企業の採用力強化につながり、優秀な人材をより早く、低コストで採用できるようになります。

 能動的な採用活動とは、求人広告媒体や人材紹介会社に対して求める人材要件を企業自らが定義して伝えたり、FacebookやTwitterなどのSNS、LinkedInやビズリーチの人材データベースなど、さまざまなツールを駆使して、求める人材を自ら探し、アプローチしたりすることです。

 企業がこれからの社会で生き残るには、ダイレクト・リクルーティングの導入が不可欠であると私たちは考えています。その理由には、少子高齢化社会による労働力人口の減少と、ビジネスモデルの短命化が挙げられます。

労働力人口減少により、優秀な人材は取り合いに

 国立社会保障・人口問題研究所の研究では、2030年までに日本人の全人口に占める65歳以上の割合は 3分の1 近くに達し、人口は約1,000万人減少すると予想されています。また、労働力人口は2013年の6,577万人から、2030年には5,683万人にまで、約900万人も減少すると予想されており、企業間で少ない労働力を取り合う「獲得競争」が激化するのは避けられません。

 特に、少子高齢化や後継者問題、労働力人口の一極集中問題に直面している地方の中小企業にとっては、労働力の確保は深刻な課題といえるでしょう。3 年後、5 年後を見据え、今から対策を講じなければこの競争に取り残される可能性が高いのです。

 また、経済環境も変化しています。一つのビジネスモデルで30年以上続けられた時代は変わり、現在は「5~10年単位でビジネスモデルが変わる」といわれるほど変化の早い世の中になりました。それにより、企業は新卒を一括大量採用して育成していては間に合わず、技術や経験を持つ即戦力の中途採用にも力を入れるようになりました。

 しかし、労働力人口は減少しているわけですから、優秀な人材を採用するのは簡単ではありません。有効求人倍率も1.15倍(2015年2月)と高い値を更新しており、人材獲得競争を勝ち抜くためには人材採用のあり方を大きく変えていく必要があります。企業は能動的な採用活動を行い、採用ノウハウを社内に蓄積し、採用力そのものを高めていくべきで、そのために有効なのがダイレクト・リクルーティングなのです。