評価制度を成果評価に変更する場合、業務進捗について上司とすり合わせる機会も今まで以上に必要になってきます。週に1回の1 on 1により業務進捗のすり合わせを行ったり、アウトプットによる成果を徹底するなどの変革を実施したりする企業も実際に出てきています。

 この考え方は働き方改革にも通じる所があり、生産性向上や仕事におけるメリハリをつけることにもつながっていきます。テレワークというツールを導入するだけではなく、働き方の自由度を上げていくなかで評価方法も本来あるべき方向に修正していく必要があるのではないでしょうか。

コミュニケーションにおける課題

 顔を見て話しをする機会が減少すると、意思疎通にすれ違いが起こりやすくなります。会社が何を考え、自分に対して何を期待されているのか、すり合わせの機会を増やすだけでなく、遠隔でも情報をキャッチアップできるWEBを使ったコミュニケーションサービスを活用することも解決策の1つです。

 ビデオ会議システムやチャット、社内報をWEBで双方向化することで時間や場所に関係なく会社の目指す方向を社員に見せ、社員の抱える現場の課題を経営層がキャッチアップすることもできます。働く時間や場所の自由度を上げればコミュニケーションを取る難易度も上がってきます。意識してコミュニケーション、情報発信できる仕組みを導入することも働き方改革においては必要不可欠です。

まずは部分導入から

 現在起こっている様々な課題に言及しました。まずは月に数回程度のテレワークからスタートし、現状の仕事の進め方に影響を及ぼさない範囲でトライアルを実施すること。そして、そのなかで出てきた課題を1つずつ解決していきながら、対象者や許容する日数を増やしていくことが最もリスクの少ない進め方です。働き方改革を実効性のあるものにするためには、現状の仕組みや取り組みを変更する必要も出てきます。一歩ずつ課題を解決して1社でも多くの企業が実効性のある働き方改革を実現できることを願います。

佐原 資寛(さはら もとひろ) EDGE株式会社 代表取締役社長 チーフエヴァンジェリスト
佐原 資寛

2008年横浜国立大学工学部在学中より、社内SNS「エアリー」事業へ参画し、エアリーダイバーシティの立ち上げに従事。その後、パートナー担当マネージャーを経て2014年より事業部長を務める。国内最大のテーマパークをはじめ、社内SNSを活用した従業員満足度向上をコンサルティング。新卒採用、新人育成、研修フォロー、従業員満足度向上、離職率低減、女性活躍推進など、各人事課題に対するソリューションとしての社内SNSの支援実績は累計100社を超える。2017年4月よりEDGE株式会社にて代表取締役社長を務める。

●EDGE株式会社 オフィシャルサイト
http://www.edge-inc.co.jp/
●女性活躍推進のためのSNS「エアリーダイバーシティ」
https://diversity.airy.net/
●従業員満足度が劇的に向上する社内SNS「エアリー」
https://airy.net/
●内定者フォロー・新入社員研修SNS「エアリーフレッシャーズ」
https://fresher.jp/

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。