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21世紀医療フォーラム 良い医者、良い医療を創るプロジェクト
トップページ医療を変える「これからの心臓病医療を考える会」医療政策提言2017 記者発表 第2回

「これからの心臓病医療を考える会」医療政策提言2017 記者発表 第2回

2018.06.14 21世紀医療フォーラム取材班

5月25日(金)13:00〜14:00、東京・厚生労働記者会において、日本循環器学会協力のもと、「これからの心臓病医療を考える会」医療政策提言2017の記者発表が行われた。今回発表する医療政策提言は、2016年12月に取りまとめられた日本脳卒中学会、日本循環器学会および関連19学会による『脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画』の主旨を踏まえ、特に循環器病領域(心臓病領域)における具体的な取り組みに言及したものである。

第2回は、心臓病医療の地域連携や専門性連携の構築、「脳卒中・循環器病対策基本法」制定の意義や目的、その活動についての会見の模様をリポートする。

開催概要

○日 時 2018年5月25日(金)13:00~14:00
○会 場 厚生労働記者会(東京都千代田区霞ヶ関1-2-1 中央合同庁舎5号館 9F)

出席者

〇「これからの心臓病医療を考える会」
座長:神戸市民病院機構理事長 橋本信夫 氏
副座長:国立循環器病研究センター理事長 小川久雄 氏

〇各ワーキンググループ(WG)座長
WG1「患者本位の心臓病医療とは~Value Based Medicine」
座長:医療法人社団葵会 南八王子病院副院長 新 博次 氏

WG2: 「心臓病医療の地域における連携」 
座長:筑波大学医学医療系循環器内科学 教授 青沼和隆 氏

WG3:「心臓病医療の専門性からみる連携」
座長:東邦大学医療センター大橋病院循環器内科 教授 中村正人 氏

WG4:「心臓病予防と増加し続ける心不全に対する治療」 
座長:国立循環器病研究センター理事長 小川久雄 氏

〇一般社団法人 日本循環器学会
日本循環器学会代表理事 東京大学大学院医学系研究科循環器内科学 教授  小室一成 氏

日本循環器学会理事 奈良県立医科大学第一内科学教室 教授 
これからの心臓病医療を考える会委員 斎藤能彦 氏

プログラム

1.これからの心臓病医療を考える会とは:橋本信夫 氏
2.提言1:国民の心臓病に対する関心を高め、理解を促進する:新 博次 氏
3.心不全の予防とステージ:斎藤能彦 氏
4.提言2:新たな心臓病医療の体制(地域連携)を構築する:青沼和隆 氏
5.提言2:新たな心臓病医療の体制(専門性連携)を構築する:中村正人 氏
6.提言3:『脳卒中・循環器病対策基本法』制定を実現する: 小川久雄 氏
7.脳卒中・循環器病対策基本法案の国会提出について:小室一成 氏
8.質疑応答

提言2:新たな心臓病医療の体制(地域連携)を構築する
筑波大学医学医療系循環器内科学 教授 青沼和隆 氏

全ての団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年を目処に、国が推進する地域包括ケアシステムの中で、心臓病医療はどのようにあるべきか。

課題の1つは、地域の医療提供者の連携のあり方です。地域包括ケアシステムを有効に活用するためには、多職種連携やチーム医療の推進が不可欠であり、かかりつけ医の統括のもと、一般急性期病院や回復期病院、地域包括支援センター、訪問看護センター、ケアマネージャー等が水平連携した上で、高度急性期病院との地域連携を構築することが求められます。

来るべき心不全パンデミックに対応し、地域の医療体制を崩壊させないためには、次の5つの改革が必要であると考えています。

1 心臓病におけるチーム医療および多職種連携の実現
2 緊急のPCIは地域の一般急性期病院で対応
3 難度の高い心臓病医療は高度急性期病院で集約
4 チームリーダーとなる看護師および心不全認定看護師の育成
5 心不全の緩和ケアを一般に啓発するとともに、実施可能な施設を増やす

また、心臓病医療の地域連携において、各地域の医師不足も大きな問題となっています。高度医療の担い手として、単に働くだけでなく、その医師に対する最新医療の教育を行うことが不可欠です。

すでに先進的な医療体制に取り組み、地域におけるモデルとなっている「筑波モデル」「広島モデル」を紹介し、本提言では全国への普及を推進したいと考えています。本日は、筑波大学をハブとして推進している「筑波モデル」をご紹介します。

筑波モデル(筑波大学附属病院地域医療教育センター)
筑波大学附属病院のサテライトとしての機能(診療、教育、研究)を地域中核病院にもたらし、筑波大学附属病院地域医療教育センターの名称を付与。これら地域中核病院では、筑波大学との連携のもと、実際の臨床を経験させ、次世代の地域医療を担うリーダー医師を育成する。

筑波大学附属病院―神栖済生会病院「映像配信システムによる遠隔治療サポート」
2017年9月、約70km離れた両病院を映像配信システムで結び、筑波大学の青沼先生らが、映像配信システムを通じ、神栖済生会病院における狭心症や不整脈の治療の指導を開始した。

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