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21世紀医療フォーラム 良い医者、良い医療を創るプロジェクト
トップページトップインタビューPatient first 患者さんの人生を実り多いものに ~革新的治療法を提供するボストン・サイエンティフィック ジャパンの役割~

Patient first 患者さんの人生を実り多いものに ~革新的治療法を提供するボストン・サイエンティフィック ジャパンの役割~

ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
代表取締役社長 内木祐介 氏

2015.12.09 取材:日経BP社 21世紀医療フォーラム事務局長 阪田英也 構成:同取材班 但本結子

低浸襲治療を中心とする先進的テクノロジーを提供し、患者ケアとQOL向上に貢献しているグローバル企業、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社。第2の創業と位置づけた2015年、今後の開発戦略や人材教育、同社の強みなどについて、代表取締役社長の内木祐介氏にお話を伺った。

イノベーションを患者のもとへ
創業時から変わらぬ理念

貴社は1979年に米国で誕生しました。その成り立ちについて教えてください。

内木 弊社は、製薬メーカーのマーケティングを担当していたピート・ニコラスと、低侵襲治療分野でユニークな開発に取り組んでいたジョン・エイブリーの2人が設立した会社です。その後、様々な企業を買収して事業を拡大してきましたが、新しいテクノロジーに対する優れた見識があったことが会社を発展させるキー・ファクターとなりました。何よりイノベーションにフォーカスし、そのイノベーションを世界中の患者さんに届けたいというメッセージを設立当初から持ち続け、時を越えた今でも弊社の理念として生き続けています。

貴社の特徴についてお聞かせください。

内木 まず、カーディオバスキュラー部門においては、冠動脈疾患や心血管疾患領域のインターベンショナルカーディオロジー、不整脈や心不全等の領域のリズムマネジメント、そして末梢動脈治療領域のペリフェラル インターベンションといったように、総合的な製品ラインナップを有したトータル カーディオバスキュラーカンパニーであることが最大の特徴です。

また、患者さんにとってより身近な疾患を扱うメディカル・サージカル部門ではエンドスコピー、ウロロジー&ペルビックヘルス、ニューロモジュレーションの3部門を持ち、全身をくまなくカバーする製品ラインナップを備えています。

超高齢社会における貴社の役割、そして社員教育についてのお考えを教えてください。

内木 高齢社会の進展による医療費の増加は、病院により効率的な医療提供を行うことを求めてきています。このような状況下では、1つの企業が幅広い領域の製品を有していることは、大きな利便性の提供につながると考えています。また、弊社は人材教育には力を入れており、“医療に貢献し、また患者さんや医療従事者の皆様の期待に応える”ため、迅速で機敏、責任感ある行動をする人材を育成しています。

さらに、専門的な知識については症例検討や機器の操作方法など、様々なカリキュラムを備えたトレーニングを経験するほか、宮崎のテクノロジー&教育センターでは手技に関するトレーニングも実施しています。

ユニークな取り組みとして、年に一度のイベント「EMI(Everyone makes an impact)」を開催。これは弊社の製品を装着したり、治療を受けた患者さん自身の体験を聞く催しです。例えば、疼痛管理治療を受けた患者さんが製品を装着することで痛みがなくなり、「人生が劇的に変わった」と涙ながらに話してくれると、感動して泣く社員もいます。このイベントは自分たちの仕事や会社の存在意義を共有できる場であり、営業やエンジニアだけでなく、全社員が与えられた役割を果たすことで、患者さんの実り多い人生に貢献できることを実感する貴重な機会となっています。

研究開発や医療者との連携はいかがですか。

内木 現在の6部門間ごとにR&Dで開発を行っているほか、全社的なテクノロジーをコーディネートするコーポレートのR&Dセンターがあります。加えて、インドと中国にもR&Dセンターがあり、日本では優れたテクノロジーを持つ企業との提携を進める部署を設け、いくつかの企業とは共同研究も進んでいます。

また、コーポレートR&Dが主導して6部門の情報交換や連携も活発に行われ、領域は違っていても、共通するコア・テクノロジーを持ったステントやバルーン、ガイドワイヤなどを共有し合うことで、さらに良い製品が開発できることがあります。

メディカルデバイスは医療従事者の様々なニーズに応じて開発されることが主流です。開発のプロセスにおいて、先生方の要望を聞くボイス・オブ・カスタマーという仕組みを設け、ニーズを細分化してまとめ上げて開発につなげていきます。これとは反対に、我々から今後の開発戦略や製品について、先生方に意見を伺うメディカル・アドバイザリー・ボードを設け、2ウェイ・コミュニケーションを通じて進めていくこともあります。

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