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ワクスタの視点

「素人」社員が実証で説得したYKKの社屋移転

仮移転先のオフィス空間で実験、ファシリティマネージャーも専任に

世界に名だたる大企業で「素人」が手探りでオフィスづくり。仮移転先で実験も――。ファスナー大手のYKK(東京・千代田)が東京・秋葉原の本社建て替えで、社員同士を「つなぐ」オフィスを目指すに当たり、前代未聞ともいえる取り組みを実施した。

新社屋の「YKK80ビル」の全景。YKKと外装建材を手掛けるYKK APの両社の本社管理部門などが入っている(写真:吉田誠)

 「考え方は分かった。では、それをここで実践してみたらいいだろう」。こう発言したのは、オフィス設計にも造詣の深いYKK会長の吉田忠裕氏だ。「ここ」とは、仮移転先のこと。2012年1月、新オフィスについて検討するために立ち上げた社内組織、ワークプレイス研究会の最終報告の場での出来事だった。

経営企画室広報グループ広報業務推進リーダーの石丸弘樹氏。一貫して移転プロジェクトに関わってきた

 「試すにはリノベーションが必要で、それなりに費用がかかる。でも、新オフィスでいきなり導入してうまくいかなかった場合、作り直すのは容易なことではなく、もっと多くの費用がかかるだろう。ならば仮移転先で検証しようという意図だった」。こう振り返るのは、一貫して移転に関わってきた経営企画室広報グループ広報業務推進リーダーの石丸弘樹氏(当時は総務部のリーダー)だ。

 こうして、新オフィス実現に向けた前代未聞の実験が始まった――。

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