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交流拠点としての図書館を整備、野々市市

2018年4月には「地域中心交流拠点施設」もオープン、両施設を核に賑わい創出

黒田 隆明【2017.12.20】

図書館を囲むように学習センターを配置

 市民の学びと文化・芸術・創造、情報発信、市民協働におけるシンボルと位置付けられたカレードは、延べ面積5695.7m2(うち図書館部分2680.85m2)。開館時間は午前9時から午後10時まで。休館日は毎週水曜日と年末年始、特別整理期間だ。図書館の蔵書は開館時13万冊。今後25万冊を目指す。

 1階は、図書館を囲むように学習センター(キッチンスタジオ、音楽スタジオ、会議室など)の各部屋を配置しているのが特徴だ。児童書エリアを室として分けずオープンな図書館空間として一体化したり、学習センターの各スタジオ付近に関連した書籍を配置したりするなど、来館者の交流を促す空間となっている。施設中央には、天井付近まで本を積み上げた2本のブックタワーを設置、「知の集積」を象徴的に視覚イメージ化している。ブックタワーは閉架書庫で中に入れるのは職員のみ、いわば“見せる書庫”として機能している。2階は学習室や図書館のヤングアダルトスペースなどを配置した。

「学びの杜ののいち カレード」1階の配置図。カレードという名称は「kaleidoscope」(万華鏡)の冒頭の「kaleido」から。ギリシャ語の「kalós」(美しい)+「eîdos」(形)を意味する。市民が万華鏡のように生き生きと多様な輝きを放つ様子を表現しているという(野々市市の資料を一部加工)
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「知の集積」を象徴するブックタワー近くの図書館内観
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児童図書コーナー
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左がキッチンスタジオ、右が音楽スタジオ
ぶどうの木(金沢市)がカフェを出店。付帯事業としてPFI事業者が運営する

 カレードには、開館から1カ月、11月末までに約7万2000人が来館した。約30万人と見込んでいた年間来館者数の4分の1近くがすでに訪れたことになり、まずは出足好調といえそうだ。カレードの堀尾あづみ館長は「計画時の狙い通り、小さいお子様連れのお母さん、学生、年配の方々などすべての世代の人が来てくれている。若い世代が多く住んでいて発展途中にある野々市市と足並みをそろえて成長していきたい」と手ごたえを語る。

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