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フィリップスが怒涛の異業種連携、堤社長が狙い語る

ソフトバンク、ヤマトロジスティクス、札幌市、アルムなどとの協業を表明

大下 淳一=日経デジタルヘルス【2017.12.15】

札幌市で「健康と食文化」に着目した街づくり

 通信・情報インフラ分野の協業先となるのが、ソフトバンク。IoTやAIに関する同社のノウハウを活用し、特に予防分野に比重を置いたサービス開発やその実証を進めていく。この分野ではNTTコミュニケーションズとも連携し、既にデジタル病理診断支援のソリューションを共同開発した。ドイツSAP社やJSOLとも、地方自治体向け案件などで協力する。

 地方自治体の協業先に挙げたのが、札幌市だ。新さっぽろ駅周辺の再開発事業にフィリップスが加わり、先制医療のノウハウを提供。「健康と食文化」に着目した街づくりを進める。建設業界のパートナーとしてここに、大成建設と大和ハウス工業も参加する。こうした地域でのコミュニティーづくりも、これからのフィリップスの重要な事業領域になるという。

 物流業界のパートナーとして協業を発表したのが、ヤマトロジスティクス。フィリップスの製品やサービスのサプライチェーンマネジメントなどで協力する考えだ。ヤマトロジスティクスの地域ネットワークを生かし、例えばCPAP(睡眠時無呼吸症候群の治療装置)周りの消耗品供給に関する協業などを検討する。

 アプリに関しては、医療従事者間の情報共有アプリ「Join」などを手掛けるアルムとの協業を進める(関連記事4)。救命救急向けの統合ソリューションを開発するという。

 こうした異業種との連携を通じ、「世界トップレベルのヘルステックのソリューションを構築する。フィリップスはオランダの会社だが、日本の会社でもある。世界で勝てる医療を日本から実現していく」(堤氏)と意気込みを語った。オープンイノベーションを推進するためのイノベーション拠点を設ける構想にも言及した。どこにどのような拠点をつくるかについては「(発表を)楽しみにしてほしい」(堤氏)。

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