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今治、横浜、沖縄――スタジアム・アリーナと地域の新しい関係

「スタジアム&アリーナ2016」より

小口 正貴=スプール【2016.11.7】

横浜アリーナで開催された「スタジアム&アリーナ2016」(主催:英ALAD社、2016年9月26日~28日)。初日の2016年9月26日には、「スタジアム・アリーナの未来」と題し、各地で活動するスポーツ関係者が、それぞれ現状と今後について報告をした。

「スタジアム・アリーナの未来」
<モデレーター>
間野 義之氏(早稲田大学 スポーツビジネス研究所 所長、スポーツ科学学術院 教授)


<パネリスト(記事登場順)>
矢野 将文氏 (今治. 夢スポーツ 取締役社長)
岡村 信悟氏 (横浜スタジアム 代表取締役社長)
木村 達郎氏 (沖縄バスケットボール 代表取締役社長)

※肩書は登壇当時

四国・地方都市からの挑戦

 最初に登壇したのは、サッカークラブ「FC今治」を運営する今治.夢スポーツ取締役社長の矢野将文氏。同クラブは人口約15万7千人の愛媛県今治市を本拠地とし、2014年に元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーに就任したことでも大きな話題を集めた。岡田氏は現在、今治.夢スポーツの取締役会長の立場にある。

 FC今治が所属するのはJ1から数えてJ5相当にあたる四国サッカーリーグである。講演の前日に所属する四国リーグで優勝を果たし、1つ上のカテゴリーとなるJFL昇格をかけてこの11月から「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016」に挑む。

今治.夢スポーツの矢野氏(写真:小口 正貴)
[画像のクリックで拡大表示]

 岡田氏の就任からもわかるように、FC今治は下部リーグのチームとしては恵まれた環境にあり、公式パートナーとしてデロイトトーマツコンサルティング、EXILEほかを擁するエンタテインメント企業のLDH、三菱商事などから支援を受けている。矢野氏によればこれも「岡田が掲げた夢やビジョンに共感してもらった結果」だ。

 こうした中、今治.夢スポーツでは現在、J3対応のスタジアムを造成中だ。約5000人収容となる新スタジアムは、今治市が用地を無償貸与。さらに地元の有力スポンサーである「ありがとうサービス」が建設を担当し、今治.夢スポーツに貸与する。建設費は3億数千万円。仮称は「今治スタジアム」で、2017年夏の完成を目指す(発表資料)。

 今治スタジアムの未来として、矢野氏は「人を呼び込む機能を備えた複合型スタジアムが基本。そして来場者を満足させるためのスマート機能も兼ね備えていきたい」と語った。複合型の観点からは、医療・福祉施設、宿泊・娯楽施設、文化・教育施設などを見込む。例えば文化関連では「LDHと連携してダンス教室などを開くことも考えている」(矢野氏)。一方のスマート機能からは、独SAPと協業して来場者に役立つさまざまなデータ解析を実施したいと述べた。

 今治スタジアムは、まちづくりの拠点としても期待される。建設地は市営のスポーツパークに隣接しており、既にテニスコートが稼働している。道を挟んだ向かい側には巨大なショッピングモールの「イオンモール今治新都市」が2016年4月にオープンしたばかりで、平日で1万人、休日で2万人程度の集客がある。矢野氏は「複合型スタジアムに求められる機能の一部はイオンモール今治新都市が既に持っている。一緒にこの地区自体を盛り上げていきたい。若者からも積極的にアイデアを吸収し、いずれは社会アジェンダを解決するスタジアム、クラブとなりたい」と話し、今治市とも協力しながら地域に貢献していきたいとした。

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