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日本一長い人工海浜にレストラン+結婚式場、千葉市

整備・運営を民間に委ね3月に開業、想定以上の集客

長井 美暁=ライター【2016.11.29】

東京湾に面する千葉市の海浜地帯を長期的な視点で活性化させる計画が進んでいる。市は先行プロジェクトとなる商業施設の整備・運営を民間に委ねた。バンケット施設に隣接し、海辺への訪問者向けにつくられたレストランは、2016年3月の開業直後から利用者の好評を博している。

 千葉市の幕張から稲毛にかけての海辺エリアには「幕張の浜」「検見川の浜」「いなげの浜」の3つの人工海浜があり、全長は約4.3km。人工海浜として日本一の長さを誇る。また、幕張の浜に隣接して千葉県立幕張海浜公園、いなげの浜に隣接して市立稲毛海浜公園もある。幕張海浜公園にはQVCマリンフィールド(千葉マリンスタジアム)があることでおなじみだ。

 千葉市は2016年3月、「海辺のグランドデザイン」を策定した。これは前述の3つの人工海浜と2つの海浜公園からなる海辺エリアを、同市内にある固有の地域財産として一体的に捉え、そのポテンシャルを生かして5つのゾーンを設定し、県と連携しながら20~30年先を見据えて活性化する取り組みの方向性を示すものだ。

千葉市が定めた海辺エリアのゾーニング計画。赤い枠の部分が3月に開業した「ザ・サーフ オーシャンテラス」(資料:千葉市)
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 このグランドデザインに基づくエリア活性化の先行的な取り組みとして、レストラン・軽飲食施設、ホール、バンケットを備える「THE SURF OCEAN TERRACE(ザ・サーフ オーシャンテラス)」が3月5日、稲毛海浜公園検見川地区(検見川の浜に面した区域)の「マリンスポーツの海辺ゾーン」にオープン。ホールとバンケットは主に結婚式と披露宴に使われている。

 立地は3つの人工海浜の中間地点に位置し、遊歩道を挟んで東京湾の景色が広がる。海上ではウインドサーフィンやヨットを楽しむ人の姿が見られ、遊歩道では散歩やジョギング、サイクリングをする人が多い。

左手の白い建物が「ザ・サーフ オーシャンテラス」。遊歩道を挟み、東京湾に面する(写真:長井美暁)
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 この施設でオープン直後から大盛況なのが、レストランとベーカリーカフェだ。海を一望でき、千葉県産の食材を生かした料理を楽しめるレストランはテラス席を含めて100席あるが、ランチタイムは平日も予約がいっぱい。平日の夜も6〜7割埋まっている。オープンから半年以上たった現在も、満席に近い状況が続いているという。

 また、レストラン棟の1階に軽飲食施設として併設されたベーカリーカフェ「ブリオッシュ ドーレ」は、オープン直後はパン類が午後2時ごろに売り切れた。現在も多くの種類が4時ごろには売り切れる。ここは半屋外と屋外合わせて40席あり、海側から水着のままの入店やテイクアウトもできるようにしている。

 ザ・サーフ オーシャンテラスの整備運営事業者は、ハウスウエディング(貸し切りの一軒家で結婚式・披露宴を行うこと)施設を全国20カ所で展開するディアーズ・ブレイン(本社:東京都港区)が2013年の市の公募で選ばれた。代表取締役社長の小岸弘和氏は「2011年に開設した千葉市中央区の施設(ザ・ミーツ マリーナテラス)に移動するとき、この辺りをよく通り、何度か公園だけを見に来たこともある。海に面したこの場所の魅力を知っていたから、機会があればぜひ提案したいと思っていた」と話す。

レストランやベーカリーカフェが入っている棟(写真:長井美暁)
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レストラン棟には海沿いの遊歩道からも入ることができる(写真:長井美暁)
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1階のベーカリーカフェ。遊歩道や浜辺の利用者が訪れる(写真:長井美暁)
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