• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

リポート

記事一覧

農業支援に向けIT活用、公民連携の取り組みが進む

黒田 隆明【2017.9.29】

大阪府スマート農業試験導入プロジェクトで導入される機器。上が「Paddy Watch(パディウォッチ)」、下が「e-kakashi(イーカカシ)」(資料提供:大阪府)
[画像のクリックで拡大表示]
「いわてスマート農業祭」のチラシ(資料:岩手県)
[画像のクリックで拡大表示]

 従事者が減少し続けている日本の農業。農業従事者を増やす努力に加えて、生産の向上が急務だ。そのための手段の一つとしてIT活用が注目されている。農家や機器メーカー、異業種の参入に加えて、公民連携による取り組みも活発化してきている。連携の方向性としては、ITを活用した農業ソリューションの実証支援、農家への機器導入支援、新たな担い手への支援などが目に付く。

 大阪府では、2017年3月、ICT、AI、ロボット技術などの先端技術の導入による高収益型農業をめざす「大阪府スマート農業試験導入プロジェクト」をスタートさせた。

 大阪府によると、府内の農業経営者は「スマート農業」について関心があるものの、先端技術の導入による費用対効果が不明確であるなどの理由から、「スマート農業」の導入は数例しかない状況にあるという。そこで、「『スマート農業』に資する先端技術を有する民間企業に機器は無償で提供いただき、府内農業経営者に先端技術を試験的に導入することにより、『スマート農業』の展開の可能性を検証するとともに、経営強化の手法として関心を高める」ために企画したのが、このプロジェクトだ。

 同プロジェクトには、大和リースおよびPSソリューションズの2社から機器の提供の申し出があり、7月からはモニター農家(24人)の圃場に機器を設置し、測定を進めている。大和リースは、水稲向け水管理支援システム「Paddy Watch(パディウォッチ)」70台、農業用圃場計測モニタリングシステム「Field Server(フィールドサーバ)」6台を提供。いずれもIT農業ベンチャー、べジタリアの製品だ。PSソリューションズは、屋外監視計測システム「e-kakashi(イーカカシ)」を5台提供した(大阪府の発表)。

 岩手県は8月25日、農家、研究機関、民間企業など400人以上が参加する「いわてスマート農業推進研究会」を設立した。農業現場と技術のマッチングを積極的に支援し、スマート農業が県内に速やかに普及するよう、支援を行うことが目的だ。

 8月25、26日には、最新のスマート農業技術を紹介する「いわてスマート農業祭」を開催した。今後は、スマート農業PRのウェブサイトの構築・運営、シンポジウム開催、技術導入支援、新技術開発などの活動を予定している。参加者は「畜産」「水田農業」「施設園芸」といった部門別、あるいは、「自動運転」「ドローン」「リモートセンシング」「アシストスーツ」といったスマート農業機器の機能別のグループに分かれて活動を進めていく。

企画・運営
  • 日経BP総研
健康ソリューション

<新設!>医療、福祉、スポーツ、ウォーキング、食育……「健康」と地域活性化を結び付けた取り組みが活発化しています。


お知らせ

記事サーチ

都道府県別記事一覧

「新・公民連携最前線」の掲載記事を都道府県別にご覧いただけます。「地方創生」「CCRC」「コンセッション」など注目キーワードの記事一覧も用意しました。

ページトップへ