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世田谷とポートランド、産官学民によるゆるやかな交流を

シンポジウム「ポートランドと世田谷をつなぐ暮らしやすさへの都市戦略」リポート

小林直子=ライター【2017.9.5】

東京・世田谷と米国オレゴン州ポートランドの交流推進を目指す世田谷ポートランド都市文化交流協会準備会は7月13日、東急二子玉川駅に隣接する大型商業施設「二子玉川ライズ」にある東京都市大学二子玉川夢キャンパスでシンポジウム「ポートランドと世田谷をつなぐ暮らしやすさへの都市戦略」を開催した。「ポートランド日本庭園」の大幅改修を手がけた建築家の隈研吾氏や、同庭園CEOのスティーブン・D・ブルーム氏などが登壇。世田谷区長の保坂展人氏も加わって、世田谷がポートランドのまちづくりから学ぶべきことなどを語り合った。

「ポートランドと世田谷をつなぐ暮らしやすさへの都市戦略」の様子(写真:小林直子)
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 世田谷ポートランド都市文化交流協会準備会は、世田谷区長の保坂展人氏の呼び掛けにより、ポートランドと深い繋がりのある有志8人が結成した任意団体だ。「ポートランドの魅力に魅せられ、ポートランドが培ってきた独自の都市文化を基軸にした日米の交流をより一層深めようと集まった有志の集まり」(シンポジウムのパンフレットより)である。

 保坂区長は、以前から米国オレゴン州ポートランド市の活発な住民創発によるまちづくりに強い関心を持ち、現地への訪問と視察報告を精力的に行ってきた。準備会のキックオフイベントとして、北米最大級の規模を誇る「ポートランド日本庭園」のスティーブン・D・ブルーム(Stephen D. Bloom)CEOと、同庭園の大規模な改修工事の設計を手掛けた東京大学教授で建築家の隈研吾氏を招き、「環境」「文化」「みどり」「歴史」「交流」「多様性」をキーワードに、未来の都市のあり方を示すシンポジウムを開催した。

 当日の参加者は、定員を超す210人に及んだ。事前申し込み制で開催の告知後すぐに満員となるほど関心を集めた。

世田谷ポートランド都市文化交流協会準備会のメンバー
涌井史郎(代表):東京都市大学(世田谷区玉堤)特別教授
小林正美:明治大学副学長、アルキメディア設計研究所(世田谷区代沢)主宰
古澤洋志:世田谷区国際アドバイザー、前在ポートランド日本総領事
黒崎美生:オレゴン日米協会会長、在ポートランド歴30年
東浦亮典:東急電鉄 執行役員 都市創造本部戦略事業部長
黒崎輝男:流石創造集団代表、「TRUE PORTLAND 創造都市ポートランドガイド」著者
柏雅康:しもきた商店街振興組合理事長
佐藤正一:二子玉川エリアマネジメンツ代表
保坂展人(オブザーバー):世田谷区長

継続的な開催に向けて検証を

東京都市大学の三木千壽学長(写真:小林直子)
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世田谷ポートランド都市文化交流協会準備会代表の涌井史郎氏(写真:小林直子)
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 シンポジウムは、会場を提供した東京都市大学の三木千壽学長の開会あいさつから始まった。

 次に準備会代表の涌井史郎氏(東京都市大学特別教授)が「キーノートスピーチ」で登壇。造園家であり、大都市から過疎農山村まで、都市と自然の関わりにおける計画に幅広く携わってきた経験を踏まえて「なぜ世田谷がポートランドと関係を深めるべきか」について話した。「日本庭園は元来、自然共生の哲学を内包しデザイン化・可視化した空間であり、その哲学に共鳴したポートランドの人々が成長欲求でなく自分と周囲の幸福感を尺度にしたまちづくりを創発した。世田谷、あるいは日本の人々は、ポートランドから学ぶべきではないか」との持論を披露した。

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