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リポート

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「国立公園満喫プロジェクトシンポジウム」リポート(3)

国立公園で文化体験のプログラム提供を

インバウンド対策として、「生活体験」と「コミュニケーション」の質の向上が急務

茂木 俊輔=ライター【2018.1.17】

国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化することを目指し、環境省が取り組む「国立公園満喫プロジェクト 」。2017年12月4日に都内で開催された同プロジェクトのシンポジウム「日本の国立公園を世界へ ~国立公園満喫プロジェクトが考えるこれからのインバウンド~」の締めくくりとして、国立公園満喫プロジェクト有識者会議座長を務める東京都市大学特別教授の涌井史郎氏をコーディネーターとするパネルディスカッションが行われた。

パネルディスカッション●「国立公園満喫プロジェクトが目指すもの」

【パネリスト】
マイク・ハリス氏(キャニオンズ代表取締役)
西林 祥平氏(トリップアドバイザー事業開発マネージャー)
青柳 健司氏(東武鉄道インバウンド戦略部長)
田中 良典氏(環境省自然環境局国立公園課長)

【コーディネーター】
涌井史郎氏(東京都市大学特別教授)

パネルディスカッションの様子。左写真はコーディネーターの涌井氏(写真:茂木 俊輔)

 パネルディスカッションでは、環境省の田中氏と群馬県みなかみ町を拠点にアウトドアアクティビティーツアーを行うハリス氏が、まずはシンポジウム全体の感想を話し、この日初めて登壇した東武鉄道の青柳氏が日光での取り組みを紹介した。その後、コーディネーターの涌井氏が「日本の自然は世界でもトップレベル」とたたえるニュージーランド出身のハリス氏にその理由を尋ねるところから本題が始まった。

涌井 (マイク・ハリス氏に対して)日本の自然がいいと言う理由は?

ハリス 高校時代から日本語を勉強してきた。日本の文化は深い。自然のスケールは米国に比べれば小さいが、そこに文化を合わせると価値が上がる。そこに魅力がある。

涌井 日本の国立公園は外国人からどういう評価を得ているのか。また外国人にとっての魅力を高めるにはどうすればいいのか。

西林 口コミ情報は無料で確認できる。地域の強みを自分たちの目でまず確認し、強い点を伸ばし、不十分な点を修正する、そうしたPDCAサイクルを回してもらえればいい。

涌井 国立公園は入場料を取る仕組みがないので、どこからどこまでが公園か分からない。このため、「国立公園に行った」というよりは「日光に行った」という印象が強くなる。

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国立公園統一マーク。2017年7月に発表(資料:環境省)

田中 国立公園の統一デザインマークを考案した。ここからが国立公園だと認識してもらえるように、これをアピールしていきたい。

涌井 インバウンドからはどんな要望が上がるのか。

青柳 二次交通の利便性向上とWi-Fi環境の整備だ。日光ではバスの乗り方や到着時刻が分からないという声を受けて改善した。Wi-Fi環境はバスターミナルにも整備した。

涌井 宿泊施設が均質化しすぎているのではないか。

青柳 提供するサービスレベルに応じた多様なホテルが必要だ。現在整備中の「ザ・リッツ・カールトン日光」はこれまでなかったもの。今後、いろいろなホテルができるといい。

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2020年夏に開業予定の「ザ・リッツ・カールトン日光」のイメージと概要(資料:東武鉄道、マリオット・インターナショナル)
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