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「国立公園満喫プロジェクトシンポジウム」リポート(2)

「野遊び」で地方創生、「世界があこがれる日本」をつくる

スノーピーク地方創生コンサルティング代表取締役社長、後藤健市氏

茂木 俊輔=ライター【2018.1.16】

国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化することを目指し、環境省が取り組む「国立公園満喫プロジェクト」。2017年12月4日に都内で開催された同プロジェクトのシンポジウム「日本の国立公園を世界へ ~国立公園満喫プロジェクトが考えるこれからのインバウンド~」では、スノーピーク地方創生コンサルティング代表取締役社長の後藤健市氏が「野遊びを活かした地方創生」をテーマに講演を行った。

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後藤氏の講演の様子(写真:茂木俊輔)

 スノーピーク地方創生コンサルティング(新潟県三条市)は、アウトドア用品メーカーのスノーピークが2017年2月に設立した子会社だ。社長に就任した後藤氏は、自身の地元である北海道帯広で30年以上にわたってまちづくりに携わってきた。その経験を踏まえ後藤氏は、2つの「ローカルの課題」を挙げた。一つは楽しむ人の存在。もう一つは、住民の依存心の強さだ。

 この課題を解決するために仕掛けていくのが、「野遊び」だ。「『野』は、自然、景観、季節、歴史、文化など。『遊び』は、豊かな時間を過ごす仕掛け。『野遊び』で人間性の回復を目指す」――。後藤氏はそう説明する。スノーピークが掲げるコーポレートメッセージ「人生に野遊びを。」を踏襲したキーワードだ。

 さらに、「ローカルの価値と可能性」を考えるうえで重要な、2つの視点も示した。「グローバルバリュー」「グローバルエッジ」というものだ。「バリュー」「エッジ」という言葉だけでは見えない価値が、「グローバル」という言葉を加えると見いだせる、と説く。

 そして、実際に売ろうとするものの価値を「グローバルバリュー」につなげるには、「その場所だからこそ」という視点が不可欠だと指摘する。「場所の文化や旬を意識すると、地域の個性や魅力を再認識できる。きれいな水が流れているだけで、ものすごいバリューがある。問題は、それをどうマネタイズするか。それをこれからやらなくてはならない」(後藤氏)というわけだ。

 ただし、場所には旬があるため、年中すごいバリューを発揮し続けなくても、瞬間を楽しめればいいというのが後藤氏の考えだ。「大事なのは、時間だ」と後藤氏は強調する。

「豊かさを、ものではなく、時間に求める。どう豊かに暮らすのか、足元を見つめ直せば、価値がもっと見えてくる」(後藤氏)

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