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国際展示場コンセッションに前田・GLグループ、愛知県

黒田 隆明【2017.12.25】

2019年9月の展示場オープンに向け、既に公式サイト(http://www.aichi-ex.jp/)も稼働している
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展示場の配置図(展示場パンフレットより)
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前田・GLグループが提案する官民連携組織のイメージ(資料提供:愛知県)
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 愛知県は12月21日、愛知県国際展示場コンセッションの優先交渉権者に前田・GL eventsグループを選定した。代表企業はGL events(フランス・リヨン)、構成企業は前田建設工業、協力企業はKSAインターナショナルだ。

 コンセッション実施期間は今後締結する契約に定めた日から2035年3月31日まで。多目的利用地(集客イベントの開催あるいは集客施設の設置を想定)は2024年3月31日まで。同グループが提案した同グループが提案した運営権対価額は、募集時の最低提案価格と同額の8億8200万円だった。コンセッション実施に際しては、開業当初5年間の事業安定化を県が支援する。また、6年目以降は、収入目標額に対して実収入が15%を超えた場合は、追加的な収入分を基金へ充当(プロフィットシェア)を、また15%を下回った場合の追加的な赤字負担額は県が基金から負担金を支払う(ロスシェア)ことを原則とするなど、稼働率向上のインセンティブを付与しながら、リスク負担の軽減も図る。

 2019年9月開業を予定している展示場は、常滑市の中部国際空港セントレアに隣接した敷地にに建設中だ。敷地面積28.7ha、展示面積は約6万m2。主なコンセッション対象業務は、施設維持管理運営業務 、附帯事業運営業務(駐車場、売店など)、官民連携による需要創造推進業務など。

 同グループの選定理由として、愛知県国際展示場運営等事業者選定委員会は「世界トップクラスの総合的な主催運営企業を代表企業とし、その世界最先端のノウハウや世界的なネットワークを本事業に活用」できることなどを挙げている。代表企業のGL eventsは、2016年度の売上高が約1260億円。世界24カ所・39施設を運営し、約300本の展示会の自主企画・運営を行っている。また、官民連携組織をSPC から独立させ、県職員の出向、会員や寄付を募ることが可能な組織とする提案なども高く評価された。

この記事のURL http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/PPP/news/122400561/