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AIを活用した自動会話プログラムで町の情報提供、和気町

町のキャラクター、わけまろくんが画面上で案内

山田 雅子=ライター【2017.11.29】

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LINE用画面のイメージ(資料:和気町、キャメル)

 岡山県和気町は11月22日、米国IBM社のAI(人工知能)技術「Watson(ワトソン)」を活用した自動会話プログラム「わけまろくん」のサービスを開始した。ウェブサイト上と、スマートフォンアプリのLINE上で動作する。利用者が和気町のことを質問すると、画面上で、町のキャラクターのわけまろくんが様々な情報を案内する。和気町では住民サービスの向上や移住・定住の促進を目指す。

 開発は、同町とAIチャットボットの開発などを手がけるキャメル(兵庫県豊岡市)が共同で行った。キャメルによると、4月に開発をスタートして、約8カ月間で完成したという。

 わけまろくんへのアクセスは、和気町のウェブサイト上にあるバナーをクリックするか、LINE上で友だち申請をする方法がある。和気町についての質問を直接入力するか、カテゴリーから聞きたい項目を選ぶと、質問の答えと関連するウェブページなどの情報を、自動的に案内する。カテゴリーには、水道、ごみ、税金、子育て、介護などの生活にまつわる行政サービスに関する質問や、移住に関する各種制度などをあらかじめ用意している。また、AIによる自動翻訳も内蔵しており、英語での質問にも答えることができる。

 わけまろくんの導入により、利用者は、24時間いつでも和気町に関する必要な情報を得られるようになった。また、これまでは人員の確保が難しかった外国人からの質問への対応についても、充実させることができる。今後は、個人を特定しない形で蓄積したログデータ(質問の履歴データ)を元に、「わけまろくん」の回答精度を上げていく。

 和気町は昨年度、わけまろくんの導入に先立ち、町内の温泉施設に人型ロボットの「Pepper(ペッパー)」を導入した。ワトソンを内蔵し、町に関する情報を自動応答するものだ。わけまろくんは2017年4月に、PepperのワトソンをウェブサイトとLINE上にも展開する形でスタート。事業費は、昨年度のPepperとワトソンの導入に300万円、今年度のわけまろくんの導入に120万円を要した。財源は、地方創生推進交付金を活用した。

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