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「ものづくり型創業支援施設」が多摩地区に相次ぎオープン、東京都が支援

コワーキングスペースを備える「fabbit八王子」と「Tschool」

星野拓=チカラ【2017.12.4】

「fabbit八王子」の施設イメージ
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 アパマンショップホールディングスの子会社で、スタートアップ企業支援とコワーキングスペース運営を手掛けるfabbit(東京都千代田区)は、ものづくり型コワーキングスペース「fabbit八王子」を12月11日にオープンする。今回の事業は、東京都が17年度から開始した「多摩ものづくり型創業支援施設整備事業」に採択されたもので、fabbit八王子では約3200万円の支援を東京都から受ける。

 コワーキングスペースは、「シェアオフィス」や「レンタルオフィス」と異なり、「オープンスペース」で仕事をする形態。自分の仕事を進めながらも、その場にいるほかの人と会話が生まれたり、懇親を深めたりと新たな交流が生まれやすいのが特徴だ。fabbitが運営するコワーキングスペースは全国に13カ所あるが、なかでも今回のfabbit八王子は、ものづくりに特化した施設となる。

 具体的には、自由に使えるフリー席やミーティングルームといった基本設備に加えて工作室などのスペースを備え、ドリルをはじめとするハンドツールや3Dプリンター、レーザーカッターなど製作に必要な機材がそろう。利用料金は、例えば固定席の場合で月額2万4800円、フリー席(全日)の場合で月額9800円などとなる。

 fabbit八王子を運営するエスエストラストは、当面の売り上げ目標として月160万円を掲げている。その達成のために固定席会員以外で100人の登録を目指すという。同社担当者は「『八王子から世界へ』をキーワードに、ベンチャー企業を育てて地域産業の交流や発展に貢献していきたい」と話している。

 東京都が今年度から開始した「多摩ものづくり型創業支援施設整備事業」は、多摩地域における、ものづくり創業支援事業をサポートすることが目的。そのために必要な施設の整備や改修にかかる費用の3分の2までを上限1億円以内で補助することになっている。2017年度に採択されたのはfabbit八王子と、まちづくり立川(東京都立川市)による「Tschool(ツクール)」の2件。

 Tschoolは2018年2月にオープン予定だ。立川駅から徒歩8分に位置し、3Dプリンター、レーザーカッター、塗装用エアーコンプレッサーなどを設置し、11のブース、約60m2のコワーキングスペースを備える。

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