ニュース

記事一覧

公園整備事業の問題点と運営管理への提案を募集、和光市

山田 雅子=ライター【2017.11.21】

アーバンアクア公園の施設計画図(資料:和光市)
[画像のクリックで拡大表示]
アーバンアクア公園の全景(写真:和光市)
[画像のクリックで拡大表示]
アーバンアクアスロープ付近(写真:和光市)
[画像のクリックで拡大表示]
松ノ木島交差点付近(写真:和光市)
[画像のクリックで拡大表示]
台交差点付近(写真:和光市)
[画像のクリックで拡大表示]

 埼玉県和光市は、埼玉県下水道局の荒川右岸流域下水道処理施設の上部を利用し、スポーツレクリエーション施設や多目的広場を備えた公園の整備を進めている。この事業について、現行事業の問題点と新たな事業内容の提案を中心とした構想提案型の市場調査を実施する。

 事業化が決定している事業に対して自由な意見を求めるサウンディング型調査ではなく、方針の定まっていない事業を前に進めるための意見を求める点が特徴だ。調査は12月7日と8日に実施する。参加申し込みは11月30日17時まで。所定の参加申込書にて、電子メールで申し込む。

 提案の対象となるのは、和光市アーバンアクア公園整備事業だ。下水道処理施設の上部を利用した公園で、下水道処理施設を覆う工事は2007年に完了している。その後、市が都市公園として整備し、本来は2012年度に利用を開始する予定だったが、財政状況が変わったことから計画を見直した。国費を活用して2014年度から2016年度の3カ年に、総事業費8億円でスポーツレクリエーション施設を整備する計画に変更。野球場、テニスコート、フットサル場、サッカー場、ソフトボール場を兼ねた多目的広場、芝生広場、管理棟などを整備することにした。

 現在、施工率は45%ほど。野球場や一部のテニスコートが完成しているほか、散水設備や路盤などの整備が終わっている状況だ。今後は2018年度から野球場、テニスコート、駐車場を暫定的に解放し、2020年度に公園全体をオープンする計画だ。なお、すべて埼玉県の県用地であることから、施設の用途などについては県との協議が必要になる。

 このような状況を踏まえて、今回の調査では、主に同公園の管理運営について、官民連携事業としての事業採算性や民間事業者による運営イメージなどについて対話を交わす。具体的には、維持管理や運営費用を独立採算とした際の事業成立の可否と、その際の条件や課題、工事が終わっていない施設について、民間資金を活用した整備の可否、具体的な営業展開とその際の条件・課題、近隣公共施設との一体的運営による相乗効果の可能性などについて、意見や提案を求める。また、事業経緯や施設の前提条件などに対する意見や質問も受け付ける。

 調査は、事業への参画意向を有する法人、または法人のグループを対象に実施する。今回の調査の内容は、今後の事業方針を決定する際の判断資料とし、調査結果の概要は、後日、公表する。事業方針の決定は、2018年5月頃となる見通しだ。

この記事のURL http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/PPP/news/111700520/