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つくば市、NTT東日本や筑波大と共同で、訪日外国人へのサービス向上へ実証実験

星野拓=チカラ【2017.11.16】

今回の実証実験のイメージ(資料:NTT東日本・筑波大学・つくば市)
[画像のクリックで拡大表示]

 茨城県つくば市はNTT東日本、筑波大学と共同で、訪日外国人へのサービス向上に向けた実証実験を11月1日から開始した。NTT東日本や筑波大学が情報通信研究機構(NICT)から委託されている「欧州との連携による公共ビッグデータの利活用基盤に関する研究開発」 (Big ClouT)の一環で、今回の実験は11月30日までの予定。全体管理をNTT東日本が、アプリの開発・提供を筑波大学が担当する。つくば市は、実験場所の提供や実験結果の検証などの役割を担う。

 国際的な研究都市であるつくば市には、国内外から多くの研究者が訪れる。また2016年9月に筑波山とその周辺地域がジオパークに認定されたことを受け、外国人観光客が増えている。そこでつくば市は、訪日外国人が滞在中に経験した不便さや問題を把握し解決することで、「世界のつくばとしての観光・国際会議拠点に」なることを目指す。今回の実験では、Big ClouTによる基盤技術が、つくば市が取り組む「訪日外国人へのサービス向上」にどのように寄与するか、訪日外国人の回遊性向上や満足度の向上が実現可能かを検証していく。

 実験は、BigClouTで研究開発しているデータ分析基盤をベースに筑波大学が開発した、訪日外国人の困りごとを収集し解決するアプリ「ふくレポ」を使って進める。ふくレポでは、例えば「ベジタリアン向けのレストランを探している」という訪日外国人の投稿に対し、要望に沿ったレストランなどの回答やお薦め情報を提供する。提供する情報はまず、アプリに登録している日本人ボランティアから返信していく。

 つくば市内各地にふくレポを紹介するパンフレットやポスターを掲示し、訪れた外国人が掲載されたQRコードからアプリをダウンロードできるようにする。アプリを起動し、5件の困りごとを投稿するか、アンケートに回答することでプレゼントをもらうことができる。こうして集めた訪日外国人の困りごとのデータなどを蓄積・活用することで、つくば市のサービス改善などに役立てる。また、今回の実証実験で得られた知見はBigClouTに反映され、スマートシティを実現するための研究開発などに役立てられる。

 Big ClouTの実証実験は3年計画となっており、今回はその2年目にあたる。次回は2018年の秋に実施予定で、内容などは今回の結果などを踏まえて検討されることになっている。

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