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足立区とKDDIがメタボ予防にインターネットを活用した実証事業

小林直子=ライター【2017.10.18】

 東京都足立区は10月2日より、KDDIやウェルビー(東京都中央区)と連携し、同区の国民健康保険被保険者のうち特定保健指導が必要な20人を対象に、インターネットを活用した実証事業を行っている。期間は6カ月の予定だ。

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東京都足立区とKDDI、ウェルビーがヘルスケア領域で連携する「特定保健指導プログラム」のイメージ(資料:KDDI)

 実証事業では、KDDIのセルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」と、ウェルビーの生活習慣病の自己管理および療養指導支援アプリ「Welbyマイカルテ」、同アプリと連動した体重計を活用する。専用の在宅検査キットと、スマートフォンやパソコンから検査結果を確認できるWEBサービスを組み合わせることで、健康診断を受診する時間がなかなか取れない環境でも気軽に素早く健康チェックを行うことができ、健康状態の改善までのサポートを実現する。

 足立区は2015年度より、国民健康保険の加入者を対象にメタボリックシンドロームの該当者や予備群の発見と生活習慣病の予防を目的とした「特定健診」を行っている。その未受診者対策として、KDDIと連携して簡易血液検査キットを使った「プレ健診」を実施してきた。

 この健診の結果、メタボリックシンドロームのリスクが大きい対象者に対し、医師や保健師、管理栄養士などの専門スタッフが、支援計画に基づき運動や食事などを支援する「特定保健指導」を行っている。だが、最大で6カ月間のプログラムとなることから、食事・運動の記録や指導者と連絡を取る負担感などにより、途中で中断する対象者が存在する。また、足立区の特定保健指導の利用率(2015年度)は8.5%で、大規模市区町村の平均12.2%より低くなっている (国保法定報告数値)。こうした課題解決に取り組むため実証事業を実施する。

 同実証事業の参加者は、「特定健康指導」の開始前に「スマホdeドック」で現在の健康状態を把握する。次に、日々の食事の写真や体組成計で測定した体重などのデータを「Welby マイカルテ」に登録する。加えて、体重の変化や日々の食事内容に対し、保健師と「Welbyマイカルテ」のメッセージ送信機能でコミュニケーションをとりながら生活習慣の改善に取り組む。終期には、再度「スマホdeドック」で健康状態の改善効果を確認する。

 同サービスで健康状態を定量的かつ気軽に把握できる仕組みを作ると共に、「Welby マイカルテ」で簡単にデータの登録や保健師とのやりとりができる環境を提供することで、実証事業参加者のモチベーションを維持し、プログラムの完遂率向上につなげる狙いだ。

 KDDIの「スマホdeドック」は、2015年夏からサービス提供を開始。2017年度は全国42自治体、2健保組合、1協会けんぽの45団体が参画を予定している。10月16日時点で、26団体が実施中あるいは実施済みだ。

企画・運営
  • 日経BP総研


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