• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ニュース

記事一覧

オープンデータを活用した歩行者移動支援、会津若松市と姫路市で導入

国交省が選定、成果を踏まえガイドライン改正も

緒方優樹=チカラ【2017.9.27】

 国土交通省は9月15日に、2017年度「オープンデータを活用した歩行者移動支援サービス」の現地事業の実施主体として、福島県会津若松市と兵庫県姫路市を選定したと発表した。現地事業は9月から12月まで実施し、オープンデータを活用した歩行者移動支援サービスの導入に当たっての課題やその対応策などを検証する。

ICTを活用した歩行者移動支援サービスの概要
[画像のクリックで拡大表示]

 国交省は14年6月に「ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進委員会」を立ち上げ、ユニバーサル社会の構築に向けた「バリアフリー・ナビプロジェクト(ICTを活用した歩行者移動支援)」を進めてきた。今回のオープンデータを活用した歩行者移動支援サービスは、このプロジェクトの一環。個人の身体状況やニーズに応じた最適なルートなど様々な移動支援情報を、オープンデータを利用し、ICTを通じて提供するサービスの普及展開を目指している。例えば、車いすで通行できるバリアフリールートを、スマートフォンを通じてナビゲーションするといったサービスだ。国交省は17年7月から8月にかけて、実施主体となる自治体を募集していた。

 今回選定された会津若松市と姫路市の現地事業の計画概要は、下記の通り。

会津若松市
 会津若松市では、歴史的景観を保全するための歩行経路や施設内のバリア回避と、氷雪によって生じる歩行移動のバリア緩和が大きな課題となっている。市が既に公開している施設・イベント関連データや、新たに公開する融雪施設整備データ、歩道除雪状況、流雪溝位置情報、歩道整備状況などのオープンデータのほか、民間事業者と連携して新たにデータを収集し、個人の属性情報などに応じて最適なルートを案内する情報提供サービスの実現などを目指す。サービス開発に当たっては、会津大学などと協力。
姫路市
近年は観光客が増えていて、その中には障害者や高齢者もいる。そこで、姫路駅や観光バス・自家用車が集まる駐車場などの出発地から、姫路城や中心市街地内の目的地への最適な動線を案内でき、バリアフリー対応施設などの情報も提供するサービスの実現を目指す。まずは市が保有するバリアフリー関連情報などの資料をオープンデータ化し、その後は民間事業者と協力してサービスのアプリ開発などを進めていく予定。

 国交省では18年1月~3月で成果をまとめて一般に公開する。最終的にはサービスの全国展開を念頭に置く。また、今回の成果の検証結果を踏まえて、17年3月に策定した「オープンデータを活用した歩行者移動支援の取組に関するガイドライン」を改訂する。国交省の担当者は「障がい者の方がもっと活動しやすくなる社会を引き続き築いていきたい」としている。

企画・運営
  • 日経BP総研


お知らせ

記事サーチ

都道府県別記事一覧

「新・公民連携最前線」の掲載記事を都道府県別にご覧いただけます。「地方創生」「CCRC」「コンセッション」など注目キーワードの記事一覧も用意しました。

pickup

ページトップへ