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自治体や金融と連携、際コーポレーションが「五島アイランドリゾート」設立

緒方優樹=チカラ【2017.9.8】

 飲食店や宿泊施設などを経営する際(きわ)コーポレーション(東京都目黒区)は8月29日、長崎県新上五島町や十八銀行などと連携してリゾートホテルを建設・運営する新会社「五島アイランドリゾート」の設立を発表した。新会社は、十八銀行が出資するファンドや十八銀行の投融資支援を受けて設立。新上五島町から遊休公共施設の無償提供を受け、新規ホテル事業を展開する。ホテルは2018年7月の営業開始を目指す。

新会社「五島アイランドリゾート」の予定事業スキーム
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 この新規ホテル事業は、五島列島の活性化を目的にスタートしたもの。際コーポレーションが事業主となり、新上五島町が17年3月に閉館した町内の温泉施設をリノベーションして、町が保有する敷地と併せて30年間、五島アイランドリゾートに無償で貸与する。

 資金面では、12年7月に立ち上がった「『元気な長崎』応援ファンド」(十八銀行が出資)が五島アイランドリゾートの経営資金6億円のうち一部を支援する。長崎県内の新規ビジネスを経済面から応援して地域活性化を目指すもので、運営はコンサルティング業を営むドーガンが担っている。

 新上五島町には「頭ヶ島(かしらがしま)の集落」があり、この一帯は、今年世界文化遺産の候補となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっている。18年度にも世界遺産に登録される可能性があり、リゾートホテルを建設することで地域に宿泊客を呼び込む効果が期待できる。

 五島アイランドリゾートのコンセプトは、「美食のホテル」。五島列島で獲れた新鮮な海の幸をふんだんに使った郷土料理などを提供する予定だ。客室は全29室で、収容人数は約70人。宿泊料は1泊2万~2万5000円を想定している。17年9月中に着工し、18年3月に竣工、同年7月のオープンを予定。初年度の売り上げ目標は2億円、3年以内に年間売り上げ2億5000万円を目指す。

 際コーポレーションは、国内外の383カ所(17年4月末時点)で飲食店や宿泊施設を経営する。12年3月に「五島列島リゾートホテル マルゲリータ」を新上五島町内に建設し、15年3月には新上五島町とパートナーシップ協定を締結。協定を機に、東京都内で食のイベント「上五島のごっつフェア」を通して食材を紹介したり、渋谷区宇田川町に新上五島の食材を使った居酒屋「日本列島酒場 上五島 宇田川」を開店したりと、新上五島町のPRに協力してきた。

 際コーポレーションの担当者は今回の新会社について、「新上五島町は全国的に見ても人口の流出が著しい場所。観光客をおもてなしするのはもちろん、若者の雇用の場になれば」と期待を語る。

企画・運営
  • 日経BP総研


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