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中之条町、メガソーラーと小水力を稼働、エネ地産地消に活用

ベース電源を確保し、地域新電力の再エネ比率50%超も視野に

金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所【2017.8.25】

稼働した小水力発電所
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
ベース電源として活用できる
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
「メガソーラービジネス」2017年8月23日付の記事より

 群馬県中之条町は7月28日、同町が建設していた小水力発電所とメガソーラー(大規模太陽光発電所)の竣工式を開催した。完成したのは、出力135kWの「美野原小水力発電所」と、約2MW の「沢渡温泉第3太陽光発電所」。

 「美野原小水力発電所」は、農業用水として四万川から引いている「美野原用水」を活用した。町営施設「花の駅美野原」の敷地内に約370mの水路と水車を据え付けた発電施設を建設した。北側斜面の約64mの落差と最大使用水量0.3m3/sで最大135kWを発電する。クロスフロー水車を採用した。年間発電量は最大で57万kWhを見込む。

 「沢渡温泉第3太陽光発電所」は、同町上沢渡唐操原の4.2haの敷地にリース方式で建設した。太陽光パネルは、ハンファQセルズ製、パワーコンディショナー(PCS)は、デルタ電子製の分散型を採用した。年間発電量は約275万kWhを見込む。

 小水力発電設備の施工はヤマト(前橋市)と千島工務店(中之条町)、メガソーラーは国定電機(伊勢崎市)が施工を担当した。

 両発電所で発電した電力は、いずれも町の出資で設立した地域新電力・中之条パワー(中之条町)に全量を販売する。

 中之条パワーは、今回、運転を始めた2カ所を含め、メガソーラー4カ所(合計約7MW)と小水力(135kW)から電力を調達する契約を結んでいる。これまでに契約した供給先は、公共施設30カ所を含めて高圧需要家47件、一般家庭を含めた低圧需要家60~70件で、契約量で約2.9MWとなっている。

 同町では、「ふるさと納税」の返礼品として、「お礼の電力」を供給する仕組みを始めており、低圧需要家のうち約20件が「お礼の電力」契約者となるという。この仕組みでは、15万円の寄付に対し、2500kWh(一般家庭で半年から1年分)を供給する。

 中之条パワーでは現在、電源構成に占める再生可能エネルギーの比率は、42%程度になっている。「今回、ベース電源として活用できる小水力が加わったことで、再エネ比率が50%を超える可能性もある」(中之条パワーの山本政雄代表)としている。中之条町では、間伐材などを活用した木質バイオマス発電も検討しており、エネルギーの地産地消をさらに進め、中之条パワーの供給する電力の再エネ比率の向上を目指す。

企画・運営
  • 日経BP総研


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