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東日本大震災の集団移転跡地に体験型大規模観光果樹園、仙台ターミナルビルが整備

松﨑汐里=チカラ【2018.5.17】

仙台市による「仙台市東部沿岸部の集団移転跡地の利活用事業者」の募集対象となった荒浜地区(資料:仙台ターミナルビル)
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仙台ターミナルビルが計画する体験型大規模果樹農園のイメージ(資料:仙台ターミナルビル)
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 JR東日本グループの仙台ターミナルビルは、宮城県仙台市が所有する東日本大震災の集団移転跡地において、体験型大規模観光果樹園を整備することをこのほど発表した。今回の果樹園整備により、津波被害が大きかった仙台市東部沿岸部の復興、農業振興や新たな観光づくりを目指す。

 仙台ターミナルビルは、仙台市が2017年12月から募集した「仙台市東部沿岸部の集団移転跡地の利活用事業者(仙台市荒浜地区11ha)」へ応募。同社に対して3月29日に、仙台市長より「事業候補者決定通知書」が交付された。同社は仙台市所有の集団移転跡地の一つである「荒浜地区」にある、約11haの1区画を担当する。初期投資は5億円の予定だ。

 事業内容は、「観光果樹園事業」「加工体験・6次産業化支援事業」「販売・飲食・各種イベント事業」「貸農園事業」など。まず「1年中フルーツ狩りができる観光果樹園」をコンセプトに、ブルーベリー、梨、ブドウなど約9種の果実と野菜の収穫体験といったサービスを提供する。さらに、収穫した果実で作る「マイジャム体験」やホテルのシェフによる料理教室、農産加工品作りといった“6次産業化”(1次産業、2次産業、3次産業の掛け算)支援事業なども展開していく。

 仙台ターミナルビルはこれまでも仙台市農業園芸センター再整備事業に参画し、「せんだい農業園芸センター みどりの杜」を運営してきた。そこで培った栽培技術や情報発信のノウハウを応用し、質の高い果物やサービスを提供する。仙台市との覚書締結後、2019年度より順次果樹の定植を開始して、レストラン&カフェなどの施設を含め2020年度に営業を開始する計画だ。

 また、荒浜地区内には、震災時に2階まで浸水した当時の姿を残す「震災遺構仙台市立荒浜小学校」も存在し、震災直後の写真や資料を展示している。JR東日本グループ各社や観光事業者と連携してツアーをプランニングするなど、県外や海外からの旅行客も誘致したい考え。仙台ターミナルビルの担当者は、「来園者数は年間100万人、収穫体験の利用者数は15万人を目標にする」と話す。

  借地料と契約期間については、整備の事業スケジュールが決定次第、市と事業者で協議のうえ決定する。2017年9月の募集要領で、仙台市は、参考として荒浜地区の2017年度時点における固定資産税額相当額を基礎としたm2・年あたり単価として、農地利用以外の場合は70円、畑0.9円、田1.8円を提示していた。

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