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既存公営住宅に点在する空室をサ高住に、コミュニティネットが名古屋市で

山田 雅子=ライター【2017.5.10】

大曽根併存住宅の外観(写真提供:コミュニティネット)
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改修後の間取り(資料:コミュニティネット)
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コミュニティスペースのイメージ(資料:コミュニティネット)
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 コミュニティネット(東京都千代田区)は2017年9月、名古屋市北区の団地、大曽根併存住宅にて、団地内に分散する形でのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を40戸オープンする。その後、30戸を追加し、最終的には合計70戸のサ高住となる予定だ。サ高住の名称は「ゆいま~る大曽根」とする。

 大曽根併存住宅は、1973年に竣工した愛知県住宅供給公社(以下、公社)の賃貸住宅で、1号棟と2号棟、3号棟と4号棟がつながっている形の計2棟、総戸数240戸の団地だ。コミュニティネットは、団地内の1号棟と2号棟にある空き室40戸について、公社と定期建物賃貸借契約を結んで借り受け、リノベーションを実施した上で、1戸1戸をサ高住として登録し、一般に貸し出す計画だ。定借の契約期間は20年。リノベーション後、同社から貸し出す際の家賃は6万5900円~7万4100円となる。これらの空き室を公社が一般に貸し出す際の家賃は5万3200円~5万6200円。コミュニティネットでは、一般の家賃より安い金額で公社と契約を結んでいるという。

 居室の広さは49.95m2。従来は、段差のある3DKの間取りだったものを、バリアフリー仕様で、3タイプの1LDKの間取りにリノベーションする。1階には食堂やコミュニティスペースなどからなる地域に開放されたスペースも設置する。また、入居を検討している人たちを集めた「友の会」を開催し、仕様へのニーズを聞くと共に、コミュニティづくりにも役立てていく。入居者は毎月、家賃に加えて共益費5000円と、生活支援サービス費として1人で入居する場合は3万7800円、2人で入居する場合は4万5360円を支払う。

 コミュニティネットが展開する団地内に分散する形のサ高住は、東京都板橋区の高島平団地内の「ゆいま~る高島平」が第1号物件で、ゆいま~る大曽根が10物件目にあたる。高度経済成長期に建てられて、入居者が減り始めた団地に点在する空室を活用した仕組みで、同社にとっては、新築ではないためコストを抑えることができ、入居者にとっては、一棟全体が高齢者向けの住宅と異なり、隣室には子育て中のファミリーが生活するなど、自然な多世代コミュニティの中で暮らせるメリットがある。最終的に70戸の規模となるゆいま~る大曽根は、同社が展開するなかで最大規模の分散型サ高住となる計画だ。

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