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和歌山県立医大など、5G活用の遠隔診療

NECが基地局システム提供、13医療機関と和歌山県立医大を接続

増田 克善=日経デジタルヘルス【2018.4.13】

「日経デジタルヘルス」2018年3月30日付の記事より

 NECは、NTTドコモ、和歌山県、和歌山県立医科大学が実施した遠隔診療の実証試験に、5G(第5世代移動通信システム)向け基地局システムを提供した。和歌山県立医科大学と約30km離れた診療所間で4K解像度によるテレビ会議、患部画像や超音波診断・MRI画像の共有を実現した。

 この実証試験は、和歌山県内13医療機関と和歌山県立医科大学を接続する遠隔医療支援システムを構築し、山間部の町であっても無線ネットワークを活用して専門医によるアドバイスが受けられる環境整備を目指したもの。ドコモが実施主体として総務省から請負った、2017年度「人口密集地において10Gbpsを超える超高速通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討の請負」の一部として実施された。

実証試験の構成(イメージ)
[画像のクリックで拡大表示]

 和歌山県立医科大学 地域医療支援センターと国保川上診療所の間で4Kテレビ会議システムによるリアルタイムでのコミュニケーション、4K接写カメラで撮影した患部画像、高精細な超音波動画やMRI画像の共有を実施。同大学附属病院からは、皮膚科、循環器内科、整形外科などの医師が試験に参加した。

 4K解像度の映像、画像の活用は、高精細大画面モニターを通して皮膚の質感が伝わりやすく、問診時のリアクションや表情に臨場感が増すことで、その場にいるような感覚でのコミュニケーションが可能だったという。こうしたことにより、遠隔診療の進行をサポートし、医療従事者や患者の負担の軽減に期待ができるとしている。

 試験にかかわった関係者は、次ようにコメントしている(要約)。

「専門医から的確なアドバイスを受けられる遠隔診療は、経験の浅い医師にとって心強い存在となる。また、災害や事故現場から小型エコーで撮影した映像を高速伝送するなど、緊急医療においても活用が期待できる」(和歌山県立医科大学 循環器内科 地域医療支援センターの山野貴司氏)。

「県立医科大学の医師が隣にいて、患部画像を一緒に見ているような臨場感を感じた。専門医からの意見は患者にとって信頼感が高まり、診療所の医師にとっても専門知識の蓄積というメリットがある」(国保川上診療所 所長の平林直樹氏)。

「5Gの超高速通信による遠隔診療は、医療分野の地域格差是正に寄与し、社会的課題の解決にも役立つと感じている」(NTTドコモ 先進技術研究所 5G推進室主任研究員の増野淳氏)。

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