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水戸市と養命酒製造が連携、4月に薬用ハーブ園が市植物公園内にオープン

山田 雅子=ライター【2017.3.21】

オープニングのチラシ。「水戸藩にまつわる薬草を楽しむフェア」「春のパークヨガ&ハーブティーの会」など、薬草やハーブにまつわる様々なイベントを開催する(資料:水戸市)
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 2017年4月29日、水戸市の水戸市植物公園内に「水戸 養命酒薬用ハーブ園」がオープンする。公園内に元からあった薬草園を、従来の約1200m2から約1850m2と約1.5倍の広さに拡張。来園者が実際に薬草に触れられる体験型の施設として整備したものだ。水戸市と養命酒製造(渋谷区)が協働事業としてリニューアルした。今回、オープンするハーブ園で栽培した薬草は、公園内の喫茶店で提供する薬膳メニューにも使われる。4月29日から5月14日にかけては、オープニングセレモニーや、植物公園の開園30周年を記念した様々なイベントを開催する。

 水戸市と養命酒酒造は、「薬草・生薬文化の継承」を目的に2016年7月、薬草を活用した官民協働事業に関する協定を締結した。水戸市は、水戸藩第2代藩主の徳川光圀が、身近な薬草397種の効能や使用法を記した手引書『救民妙薬』をまとめて領民に配布するなど、薬草と深い関わりを持ってきた歴史を持つ。その文化を継承する目的で、養命酒製造との協定締結以前から、公園内に薬草園を設けて薬草に関わる事業を実施してきた。養命酒製造は、かねてから地方自治体と協力して薬草の試験栽培に取り組んでいたことから、両者の目指す方向性が一致し、協定の締結に至った。

 協定の有効期間は2021年3月31日まで。養命酒製造は、今回のハーブ園の整備や維持管理に要する経費に充てるため、協定の有効期間中の2016年度から2020年度までの5年間にわたり、年間200万円、計1000万円を水戸市に寄附する。

 ハーブ園整備のほか、協定に基づき両者は、薬膳メニューの開発・提供、30周年を記念する薬草冊子の制作、薬草に関するイベントの実施など、様々な協働プロジェクトに取り組んできた。薬草冊子は、ハーブ園のオープンにあわせて4月29日に披露する予定だ。協働プロジェクトにより、水戸市は薬草を通した賑わいの創出や郷土愛の醸成や市のイメージアップ、薬草の産業化などを、養命酒製造は企業のブランドイメージの向上や潜在顧客層との接点づくり、将来的な生薬の国内調達に向けた基盤づくりなどを目指している。

 今後は、2019年から2020年を目途に、公園内に薬草を試験栽培するための約1500m2の圃場(栽培場)を整備。養命酒製造の薬草栽培のノウハウを活かすとともに、薬草栽培を市の産業として育てる取り組みも行っていく。

 水戸市植物公園は1987年に開園した。熱帯や亜熱帯の植物が見られる温室やテラスガーデン、ロックガーデン、湿性花園などで構成される洋風の庭園で、総面積は約8万m2。

企画・運営
  • 日経BP総研
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