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高校生がダムカレーで地域おこし

官・学連携プロジェクト 「人気のなさ」逆手にクラウドファンディングで資金調達

三上 美絵=フリーライター【2018.1.4】

資金集めはまさかの苦戦

 クラウドファンディングの目標金額は、専用のカレー皿の製作費などを含めた商品開発費40万円、PR費20万円など合計120万円。しかし、7月31日の募集開始から1カ月たった段階で、まだ15万5000円と伸び悩んでいた。

 9月29日午後11時の刻限までに目標を達成しなければ不成立となり、支援金は得られない。メンバーはPR活動に奔走。県内はもちろん、東京まで足を延ばし国土交通省や日本ダム協会を訪ねて協力を訴えた(写真5)。募集サイトには、メンバーの顔写真入りのメッセージを掲載。期日間際には、高校生が町内のスーパーで横断幕を掲げてアピールした。

写真5■当初は思うように支援金が集まらなかったことから、大学生と高校生が日本ダム協会を訪れ、協力を要請した(写真:三上 美絵)
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 怒涛の追い込みが功を奏し、28日の夕方、ついに目標を達成。最終的に締め切り時点では支援者数が143人に上り、138万円が集まった。

 「学生が自分で立てた企画だからこそ、自主的に行動した。地域活性化を実地に学ぶ貴重な機会になった」と砂金准教授(写真6)。高校生たちは「生まれ育った町なので、人気が出れば嬉しい」、「これからは『ダムカレーで有名な町』と呼ばれたい」と微笑む。藤井川ダムカレーは、年内に販売を開始する予定だ(写真7、8)。

写真6■常磐大学総合政策学部総合政策学科の砂金祐年准教授(写真:三上 美絵)
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写真7■常磐大学の学園祭で試作品のダムカレーを販売。1杯500円で2日間に限定200食を完売した(写真:城里町地域おこし協力隊)
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写真8■吐水口を再開発で塞いだ様子を再現。底穴に差し込んだウインナーを抜くと、ルーが放流される(写真:城里町地域おこし協力隊)
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「プロジェクト エコー・シティ」とは、日経BP社の建設関連媒体が新しい街づくりを提唱していくプ ロジェクト。ECHO CITYはEco Conscious and Human Oriented City(環境と人が響き合う街)の略で あり、地球環境問題に配慮しつつ、人々の息遣いまで感じ取れるような新しい街づくりについて 情報発信する。「インフラづくりの未来」は、その取り組みの一つ
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