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リアル“人生ゲーム”で商店街を活性化

楽しさは伝わる。まずは自分が楽しむ――出雲市経済環境部産業政策課主任 田中寛氏に聞く

佐保 圭=ライター【2017.11.10】

「楽しくない」が0%で「いける」と思った

――前例も知名度もなかったにもかかわらず、第1回の「まちあそび人生ゲーム」には123チーム、406人が参加したわけですが、どのようにしてこれらの参加者を集めることができたのですか。

 ゲームのマップを新聞の折り込みチラシとして配ってもらいましたが、一番効果が高かったのは、実施日時を地元の夏祭りに合わせたことです。イベントの時間は午後4時から9時に設定しました。平田本町商店街のすぐ近くの神社のお祭りに来た人たちが「なんだ、あれは?」と「まちあそび人生ゲーム」に気づいて、参加してくれたことが大きかったと思います。

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まちあそび人生ゲームの様子(上下とも)。親子やカップルなどがチームとなって商店街のお店を訪ね中に入って店員とコミュニケーションを取るのがミソ(提供:出雲まちあそび研究所)
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出雲市平田本町商店街で開かれた第4回のまちあるきマップ(提供:出雲まちあそび研究所)
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――第1回の「まちあそび人生ゲーム」が終わって、手応えはありましたか。

 前例がないので、参加人数が多いのか少ないのかは、正直、わかりませんでした。ただ、驚いたのは、アンケート結果で「楽しくなかった」と答えた人が0%だったことです。「楽しかった」が98%だったことよりも「楽しくなかった」が一人もいなかったことの方が嬉しかった。しかも、アンケートは120チームのほぼ全員が書いてくれましたが、その半数が用紙の最後の「自由意見」の欄に「長く地域に住んでいるけれど、商店街のお店に入ったことがなかった」などの感想を書いてくれていました。それらのアンケート結果を知ったとき、初めて「これはいけるな」と思いました。

――2015年の第4回の平田本町商店街の「まちあそび人生ゲーム」からはタカラトミーの公認も得て、「人生ゲーム」のロゴの使用も許可されました。また、2016年3月には、タカラトミーと出雲市、結婚相談所のZWEI(ツヴァイ)のコラボ商品としてテーブルゲーム「出雲縁結びポケット人生ゲーム」が発売されるなど、平田本町商店街の活性化イベントとして始まった「まちあそび人生ゲーム」の取り組みは、どんどん大きな流れとなっています。今後も、何か新たな展開は考えているのでしょうか。

 6回目となる今年10月の平田本町商店街の「まちあそび人生ゲーム」では、初めて、イベントの2カ月前くらいから、地元の住民のみなさんにスタンプカードを配りました。平田本町商店街で買い物すると、500円ごとに1個スタンプを押して、5個貯まると「まちあそび人生ゲーム」で使える通貨がもらえます。商店街で買い物すればするほど、イベントでのスタートが有利になる仕組みです。実際、前回参加の324チームのうちの48チームが、このスタンプカードを持参してくれました。イベントの前にこういう取り組みを行うことで、少しでも地域にお金が落ちればと考えています。

企画・運営
  • 日経BP総研


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