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「ゴールデン・スポーツイヤーズ」は、地方を活性化する千載一遇のチャンス

早稲田大学スポーツ科学学術院 間野義之教授に聞く

山田久美=科学技術ジャーナリスト【2016.10.3】

日本では、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、そして2021年の関西ワールドマスターズゲームズと、3年間連続の一大スポーツイベントを控えている。スポーツ庁と経済産業省が設置した「スポーツ未来開拓会議」の座長などを務める早稲田大学の間野義之教授は、これを「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と名付け、「地方を含め、日本が直面している課題を解決する千載一遇のチャンスだ」と語る。どのようなチャンスなのか。そして、地方自治体はこのチャンスをどう生かせばよいのだろうか。間野教授に聞いた。

(写真=清水真帆呂)
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――まず、間野教授が2019~2021年を「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と名付けた理由から聞かせて下さい。

 「世界三大スポーツイベント」と呼ばれるものの第1位がサッカー男子のFIFAワールドカップ、第2位がオリンピック・パラリンピック、そして、第3位がラグビーワールドカップです。まず、そのうちの2つが2019年と2020年に、いずれも日本で開催されるということです。さらに2021年開催の関西ワールドマスターズゲームズは、30歳以上であれば誰でも参加できる世界最大の生涯スポーツイベントですが、これらが連続して同一国で開催されるというのは、日本が初めてです。そこでこの3年間をゴールデン・スポーツイヤーズと名付けたのです。

地方の活性化と産業の衰退、課題解消へ

――それは、日本にとってどのようなチャンスをもたらすのでしょうか。

 2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックは、日本にとって確かに大変重要なスポーツイベントではありますが、開催期間だけを見ると、東京オリンピックに限って言えばたった17日間と非常に短く、あっという間です。しかも開催される地域がごく限られます(都内のほか6道県・4政令指定都市)。

 それに加えて、2019年ラグビーワールドカップは12都道府県の開催、2021年の関西ワールドマスターズゲームズも関西広域連合の8府県・4政令指定都市が対象になり(各競技開催地については2016年10月をめどに決定)、時間的、空間的な広がりがもたらされることになります。それに伴い、日本全体が単なる観戦者ではなく当事者や参加者として関与できるようになります。

ラグビーワールドカップ2019 開催都市一覧
開催都市 開催スタジアム 収容人数
札幌市 札幌ドーム 4万1410人
岩手県・釜石市 釜石鵜住居復興スタジアム(仮称) 1万6187人
埼玉県・熊谷市 熊谷ラグビー場 2万4000人
東京都 東京スタジアム 4万9970人
神奈川県・横浜市 横浜国際総合競技場 7万2327人
静岡県 小笠山総合運動公園エコパスタジアム 5万889人
愛知県・豊田市 豊田スタジアム 4万5000人
大阪府・東大阪市 東大阪市花園ラグビー場 3万人
神戸市 神戸市御崎公園球技場 3万312人
福岡県・福岡市 東平尾公園博多の森球技場 2万2563人
熊本県・熊本市 熊本県民総合運動公園陸上競技場 3万2000人
大分県 大分スポーツ公園総合競技場 4万人
※日本ラグビーフットボール協会の公式ホームページなどの情報を基に作成

 そこで、地方を含めてゴールデン・スポーツイヤーズの3年間に照準を合わせて行動することで、日本が直面している課題を一気に解決できるのではないかと考えています。課題とはすなわち、少子高齢化に伴う、地方の過疎化と産業の衰退です。

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