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Airbnbが「吉野杉の家」に込めた狙い

Airbnb Japan・田邉泰之代表が語る

菅原 由依子(日経アーキテクチュア)、和田 菜穂子=ライター【2017.7.14】

「宿」から「旅」全体のサポートへ

 私たちは基本的にプラットフォームを提供しているので、今後建物を新築することはないでしょう。空いているスペースを宿泊施設として活用し、長期滞在を促し、経済効果を生み出していきたいと考えています。吉野杉の家は、Airbnbとして世界で初めて建築に取り組んだプロジェクトだったので、かなり実験的な宿泊施設となりました。

 Airbnbは、米国・サンフランシスコで創設してから8年がたちました。テーマとして掲げているのは、英語で「BELONG ANYWHERE」、つまり「暮らすように旅をする」こと。近年はホームシェアリングの事業が軌道に乗り始めたという感覚もあり、「旅」という行為全体のサポートをこの先のゴールとして捉え、私たちは次のフェーズに移ろうとしています。

 2016年11月、Airbnbの米国本社で「Trips(トリップ)」と名付けた新事業を発表しました。現地をよく知る“エキスパート”が、自ら企画する手作りのアクティビティーを公開し、参加者を募るもので、Airbnbらしい場所情報の提供を目指しています。今後は「サービス」や「フライト」といった異分野への拡大も想定しており、既存の旅行会社とは違った付加価値をどう提供できるか、その方法を模索しているところです。

 さらに我々は、旅の種類を立場に応じて「ゲストジャーニー」「ホストジャーニー」に分けられると考えています。ゲストジャーニーとは、旅を企画、予約して移動し、現地に宿泊、体験して帰るという行動を指します。一方で、ホスト側も家を準備してゲストを受け入れ、コミュニケーションを図るという一連の行動をとるので、それも旅に関連したジャーニーであると捉えています。

 Airbnbはその両者の立場から考え、「旅」をサポートしていきます。創設者は約8年前、サンフランシスコの自宅をゲストに初めて開放し、最初に泊めたゲストといまだに交流を続けているそうです。人を介して知る地元のカルチャーやライフスタイルは旅の醍醐味であるというのが我々の考え方であり、体験の提供こそが次のフェーズとなるでしょう。

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