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注目を集めながら最先端を走り、市政に緊張感を維持する

弘前市長 葛西憲之氏に聞く

菊池 珠夫=日経BPクリーンテック研究所【2016.12.12】

弘前市は、文化財を活用したスターバックスコーヒーや弘前城天守曳初式などのユニークな活動で注目を集める。市民一人ひとりが弘前の価値を築き上げるクリエーターとして参画する市民運動「弘前デザインウィーク(HDW)」を展開したり、パリの国際見本市メゾン・エ・オブジェに工芸品を出品したりと、文化的な活動にも積極的だ。こうした活動や地域の課題解決には、民間企業との連携が欠かせない。弘前市の公民連携の活動を葛西市長に聞いた。

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(撮影:中野淳)

――文化財をレストランに活用したり、曳家をイベントにしたりといったユニークな発想の源泉はどこにあるのでしょうか。

 市長選挙に出た時から周りにいる若い人たちです。いろいろなアイデアが活発に交わされ、それを形にすることから手をつければいいという幸運な出だしでした。

 市長一人のアイデアではどうにもなりませんから、これからも職員からアイデアを得て、それらを実践していく必要があります。市長室は戦場だと思っています。市長と職員が常に意見をぶつけ合う場にしています。そのため市長室のドアはいつも開けていて職員がアイデアを持ち込める雰囲気を醸成しています。

 職員からアイデアを引き出すためには、課題を共有することも大切です。課題が発想の出発点なのですから。

 市の活動は、いつも脚光を浴びるようにして、職員の緊張感を維持するように努めています。メディアには、すべての情報を公開するようにしていますし、会議も公開しています。新しいアイデアを積極的に採用し、注目を集めながら最先端を走っているという自負を持って、職員は仕事をしてくれています。

――弘前城やねぷた祭りなど、既に弘前には魅力的なものが多いと思います。それでもあえて市長室を戦場にする必要はあるのでしょうか。

 それだけでは駄目です。常に新鮮な切り口で、新しい価値を生むよう心がけなければいけません。そこで、普段からイマジネーションを高めて、次に何が起きるかを考えるようにしています。これは職員にも日々の活動で心掛けてもらっています。そして職員と成功体験を共有することも大事です。

 私は市長になる以前、県庁で働いていた時から、なるべく多くのプロジェクトに参加するように心がけ、経験と人脈を積み上げました。この知識や経験を縦型に積み上げて、今度は横型社会に対応できるように広く横に展開しています。なにごとも経験です。

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弘前城天守曳初式
(出典:弘前市)
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