• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

自治体トップが語る

記事一覧

ラジオ体操コミュニティを起点に「健幸」なまちづくり

市立病院の充実で安心感の提供目指す――坂出市長 綾宏氏に聞く

井上俊明【2017.8.25】

 このように市立病院の役割はいろいろありますが、やはり、いつでも診てくれるという安心感を住民に与えることが一番大切だと思っています。そうすれば高齢者は安心して坂出に住めるでしょう。ただ、ホームドクターとしては診療所がありますし、療養型の病院ではないですから短期間で退院してもらうようにします。市民に適正な利用を呼びかけるのは簡単ではないですがね。

2014年末に新築移転した坂出市立病院(同病院のホームページより)
[画像のクリックで拡大表示]

――旧病院の跡地は、どのような活用法を考えていますか。

 私は「健幸のまち」づくりのポイントはコミュニティをどう確立するかだと思っています。ですから、市立病院の跡地には駐車場を整備したうえで、地域包括ケアの担当者や自治会関係者などが会議や研修などに利用できる施設を造りたいと考えています。複合的・複能的に子育てを支援できる施設も念頭にあります。

ラジオ体操広場を4カ所に設ける

――地域コミュニティ形成のために、これまでどんな手を打ってきましたか。

「出前市役所」として市役所の部課長を担当制にして住民のミーティングに派遣しています。以前は自ら地域へ出かけて行きました。いろいろ要望が挙がってきますし、知恵もいろいろ出てきています。

 それに5年前から、ラジオ体操広場を市内4カ所に作りました。6時半近くになると毎日音楽が流れるんですよ。80歳、90歳の高齢者でも覚えていますからね。いつでもどこでもだれでもできますし。一人じゃなくて大勢でやるから元気も出ます。また、「今日はあの人きていないな。ちょっと見に行こうか」という流れで、独居の高齢者が倒れているのを発見したこともありました。コミュニティの形成や「見守り」の役割も果たしているわけです。坂出では、地域でなくラジオ体操という違ったソフトで、住民同士がつながっています。

 ラジオ体操は当市独自の取り組みで、健幸づくりの核となるものです。ここが固まったので、日本健幸都市連合に入ったのです。

――「コンパクトシティ」が市政の目標ですね。

 坂出は、JRの駅を中心に半径1km以内にほとんどの公共施設が集中しています。高校も4つあります。でも、住まいがないのが問題です。夜間人口に対する昼間人口の比率が、四国で最も高いほどです。坂出で働く人は、市外に住み坂出に住んではくれない。利便性とか交通の便の良さをもっとアピールしなくてはと思います。実際、快速電車に乗れば、高松へは約15分、岡山へだって40分ことでいくことができます。JR坂出駅前のマンションや一戸建ての所有者の中には、交通の便の良さを評価して購入した人が少なくないようです。

  ただ最近、介護サービスが付いた「サ高住」という高齢者向けの住まいが市の中心部に3つできました。余生は住み慣れたところで暮らしたいという高齢者が少なくない表れでしょう。

企画・運営
  • 日経BP総研
健康ソリューション

<新設!>医療、福祉、スポーツ、ウォーキング、食育……「健康」と地域活性化を結び付けた取り組みが活発化しています。


お知らせ

記事サーチ

都道府県別記事一覧

「新・公民連携最前線」の掲載記事を都道府県別にご覧いただけます。「地方創生」「CCRC」「コンセッション」など注目キーワードの記事一覧も用意しました。

ページトップへ